2003年02月20日
新日本製鉄は、ステンレス厚板と線材の再値上げをそれぞれ実施する。厚板は2月契約、3―4月積みからトン当たり2万円、線材は3月契約、4―5月積みからニッケル系3万円、クロム系1万円。厚板は第3弾、線材は第2弾の値上げとなる。ステンレスの主原料であるニッケル価格が上昇しているため、ステンレス製品全般に対し、再生産可能なレベルへの価格是正を進める。

韓国の東国製鋼はこのほど、オーバーロール品など一部厚板の国内価格をトン2万ウォン引き上げた。スラブ調達コストアップを受けての措置で、土木、造船向けなど一般品についても値上げ幅、タイミングを検討中とみられる。

 
住金、中国で住宅向け普及に本腰=溶接軽量H形鋼
住友金属工業はこのほど、中国では初の鉄骨系住宅設計指針作りに着手、中国での溶接軽量H形鋼の大規模需要開拓に乗り出した。同社は19日、同社と中国における溶接軽量H形鋼製造・販売合弁会社「上海大通鋼結構有限公司」(上海市)が、上海市の同済大学と共同で中国初の溶接軽量Hを使用した鉄骨系住宅の設計指針作成に着手した、と発表した。指針作成は04年度末の予定で、これにより住宅分野への溶接軽量Hの普及・拡大を図っていく方針。



経済協力開発機構(OECD)の鉄鋼ハイレベル会合に基づく、鉄鋼産業の規律強化スタディー・グループ(SG)が、今月24日、25日の両日、仏・パリで開催される。今回は昨年12月の第5回ハイレベル会合での議論を受けて、過剰生産能力を助長する市場わい曲的な補助金問題を実務的に協議する初のSGとなり、途上国を取り込んだ規律強化の枠組みづくりが本格的に開始されることになる。今年末に予定されている第6回鉄鋼ハイレベル会合に向けて、内容を詰めていく。米国セーフガード(緊急輸入制限措置)など保護主義が強まる中、世界貿易機関(WTO)との整合性も勘案しながら、鉄鋼での新たな秩序形成を志向する。

日本金属工業は、19日に開催した取締役会で、宮田浩・専務取締役の代表取締役社長への昇格を決めた。就任予定日は4月1日。木村良悦社長は代表取締役会長に就任する。