2003年03月18日
住友金属工業は技術提案営業を強化し、自動車用鋼板の生産拡大を図る。年々市場占有率が高まっているコンパクトカーをメーンターゲットに、鋼板の後熱処理技術やテーラードブランク溶接技術などを積極的に提案、自動車用鋼板の生産量を約10%増の年間200万トンに拡大する。

神戸製鋼所は17日、鋼材メーカーとして初めて北米シートメーカー向けに100キログラム級超ハイテン材の量産納入を開始したと発表した。トヨタが今年1月から米国で生産を開始した「シエナ(CIENNA)」の新モデルに搭載されたシート部品に使われる。神鋼の持つハイテン材の高強度でかつ加工性が良いという高品質性が評価された。超ハイテンを使うことで、シート1脚当たりの重量が15%程度軽量化できるという。



NKKとエヌケーケー鋼板は17日、時間の経過によってカラー鋼板の色調が変化する「エージングカラー へんげ」を、世界で初めて共同で開発したと発表した。エヌケーケー鋼板では、5月から本社工場で製造スタートし、当面は月間500トンの販売を目指す。

ダイワスチール(大西正之社長)は中四国と関西向けの小棒販売価格を4月契約分から3000円(約8%)値上げすることになった。原料高と減産によるコストアップを吸収するために実施するもの。

関東地区の鉄スクラップ市況は、輸出価格の値下がりを受け、01年7月以来の下げ調整局面を迎える模様。日本スクラップの国際相場は、韓国向けで前月比1000円安のFOB1万7000―1万7300円、台湾向けで同比9ドル安のCIF170―172ドルに下落。関東鉄源協同組合の4月積みスクラップ輸出入札は、前回比1020円安の1万7020円(1万トン)と値下がりし、割高感のあった地区市況に下げムードが漂っている。