2003年04月18日
メタルワン(水谷正史社長)、JFEコンテイナー(近藤徹社長)、新日本製鉄(三村明夫社長)は来年1月をメドに、ペール缶事業を統合する。ペール缶の需要減退と価格下落により、メーカー各社は収益が悪化しており、系列を超えた形で統合することにより収益力を強化する。

 具体的にはメタルワンの子会社のユニコンの全事業、JFEコンテイナーのペール缶事業、大同鉄器の全事業を統合、新会社を設立するもので、出資比率はメタルワン40%、JFEコンテイナー30%、新日鉄30%。社長はメタルワンが指名する。統合後の製缶能力は年間1200万缶、売り上げ規模は年間60億円となる。ペール缶のシェアもトップクラスとなるもようだ。

新日本製鉄は17日、4月上旬から中旬にかけ、多治見市、豊川宝飯衛生組合(愛知県)、大分市向けとして建設してきた直接溶融・資源化システム(シャフト炉式ガス化溶融炉)3施設が相次いで竣工式を迎える運びとなったと発表した。大分市向けはきょう18日に竣工式を開催する。

 3施設とも昨年12月から開始されたダイオキシン規制強化に対応したもので、これら以外、滝沢村(岩手県)、習志野市、高知西部環境施設組合向け3施設が既に昨年10―12月にかけて竣工・稼働し、2002年度分では都合6施設が立ち上がった。

 これで同社はガス化溶融炉メーカーとして、79年の釜石市向け第1号基から数え、最多の19件を稼働した。現在、建設中の玄界環境組合(福岡県)、西濃環境整備組合(岐阜県)、北九州エコエナジー向けを含めると、合計22件を受注した。

日本鉄鋼連盟が17日発表した2002年度の国内粗鋼生産量は、前年度比7・6%増の1億980万トンと、2年ぶりに増加に転じた。90年度の1億1171万トンに次ぐ過去5番目の高水準で、1億トン台乗せは3年連続。

 中国を中心とするアジアのおう盛な需要に加え、国内自動車向けが好調に推移。自動車に引っ張られるように年度後半は内需が全般に上向いた。1―3月の生産は前年同期比8・2%増の2710万8000トンで、4期連続の2700万トン超えとなり、前年同期を4期連続で上回った。



新日本製鉄など高炉各社はこのほど、家電向けの薄板のひも付き価格の再値上げで、大手家電メーカーと大筋で合意した。対象品種は熱延、冷延、表面処理鋼板の3品種で、値上げ額はメーカーや製品などによって異なるが、3000―6000円の幅となったもよう。すでに、高炉各社は昨年秋から、家電向けの第1段階の値上げを実施しており、今回は第2弾。



ダイハツ車体・大分中津工場の建設用鉄骨加工態勢と材料配分が決まった。総重量は9000トン強で、すでに一部加工が開始されている。加工ファブは永井製作所、博陽工業、片山鉄骨など9社で、11月末の完工予定。使用鋼材のうち最大のH形鋼3500トンは、新日本製鉄が受注。鋼板(1350トン)は、新日鉄40%、神戸製鋼40%、住金20%の比率となった。2100トンのアングル、チャンネルは、JFEスチール。鋼材の大半は、5月ロールでの生産になる。