|
2003年06月04日
・
山陽特殊製鋼の快削冷間ダイス鋼、富士重が採用
・ 鉄鋼需要団体ヒア、自動車やや減速
・ 世界粗鋼生産ランキング、LNMが2位躍進
・ ステンスクラップ市況に先高観拡大
・ 横浜鋼業と西岡金属、H形共同在庫を検討
・ 鉄鋼需要団体ヒア、自動車やや減速
・ 世界粗鋼生産ランキング、LNMが2位躍進
・ ステンスクラップ市況に先高観拡大
・ 横浜鋼業と西岡金属、H形共同在庫を検討
山陽特殊製鋼(佐々木宏機社長)が開発した快削冷間ダイス鋼(工具鋼)の『QCM7』が、このほど富士重工業で正式採用された。5月23日に富士重工業から発表された新型レガシィの製作用金型として使用、当面は月8―10トン程度の出荷をめざすことにしている。
QCM7は炭化物と硫化物の分布状態を制御、従来品に比べ被削性を改善したほか、靱性や疲労寿命も大幅に改善しており、高負荷環境での割れや端部欠損を抑制、金型寿命を向上させる高機能の金型材料。
QCM7は炭化物と硫化物の分布状態を制御、従来品に比べ被削性を改善したほか、靱性や疲労寿命も大幅に改善しており、高負荷環境での割れや端部欠損を抑制、金型寿命を向上させる高機能の金型材料。
経済産業省がこのほど実施した自動車など鉄鋼需要団体ヒアリングによると、造船は依然として安定した手持ち工事を抱え、堅調なのに対し、ここへきて自動車については好調だった輸出で北米向けが減少、今後アジア向け輸出などでも新型肺炎(SARS)の影響も懸念されるとし、これまでのベースが減速しつつある。その他の分野では産業機械が内・外需とも前年同月より増加、重電も2月生産額はマイナスだが、3月受注額は10カ月ぶりに増加に転じた。
世界鉄鋼協会(IISI)は2002年の企業別粗鋼生産ランキングをまとめて公表した。4400万トンだったアルセロールに続いて、LNMグループが2001年の4位から2位に順位を上げた。3位は新日本製鉄で変わらず、POSCOは前年2位から4位に後退した。
2002年鉄鋼メーカー別粗鋼生産 (単位:100万d) 2002年 前年比 1 アルセロール 44.0 1.9% 2 LNMグループ 34.8 81.3% 3 新日本製鉄 29.8 13.7% 4 POSCO 28.1 1.1% 5 上海宝鋼 19.5 2.1% 6 コーラス 16.8 ▲7.2% 7 ティッセンクルップ 16.4 1.2% 8 NKK 15.2 2.7% 9 リバ 15.0 0.0% 10 USスチール 14.4 12.5% 11 川崎製鉄 13.7 3.0% 12 ニューコア 12.4 10.7% 13 住友金属工業 11.8 0.9% 14 ゲルダウ 11.5 59.7% 15 SAIL 11.4 5.6% 16 マグニトゴルスク 11.0 6.8% 17 中国鋼鉄 10.5 1.9% 18 鞍山 10.1 14.8% 19 セバスタール 9.6 18.5% 20 ノボリペツク 8.6 8.9%
ステンレス製品の主原料であるニッケル価格が急騰している。指標のLMEニッケル相場が、6月に入り年初来高値のトン9275ドルに上昇、02年5月以来の高値圏で推移している。ニッケル生産最大手、インコ社(カナダ)の労使交渉が決裂し、6月からストライキに突入したことが影響した。国内ステンレスメーカー各社は、6月のステンレススクラップ購入価格を据え置いたが、対抗軸の輸出スクラップ価格は上昇しており、市況に先高観が広がっている。
関西地区の大手鋼材特約店・横浜鋼業(本社=大阪市西区、横浜正毅社長)は、同業者である西岡金属(本社=大阪市西区、西岡伸起社長)とH形鋼の共同在庫に向け具体的な検討に入った。スペースの有効活用と在庫圧縮による経費節減が狙いで、早ければ7月にも実施したい考え。共同在庫の予定数量は明らかにしていないが、すでに一般形鋼、平鋼などでは共同在庫を開始しており、今回のH形鋼の取り組みにより、両社の連携はより強化される。