|
2003年07月16日
・
関東地区の鉄スクラップ市況、再び上昇局面
・ 関東地区の小棒市況、踊り場から上伸含み
・ ステン溶接菅、約3年半ぶりに上昇
・ POSCO、高付加価値品比率を引上げ
・ アルセロール―仏の全製造拠点、07年までにCO2を11%削減
・ 関東地区の小棒市況、踊り場から上伸含み
・ ステン溶接菅、約3年半ぶりに上昇
・ POSCO、高付加価値品比率を引上げ
・ アルセロール―仏の全製造拠点、07年までにCO2を11%削減
関東地区の鉄スクラップ市況が再び上昇局面を迎えている。海外相場が前月末比2000―2500円(12―15%)上昇し、電炉最大手の東京製鉄は今月に入り計5回値上げした。
一時低迷していたアジア需要が回復傾向を辿っており、アジアメーカーの引き合いが活発化したことが要因だ。関東地区の電炉各社は今月から500―1000円方の値上げに踏み切り、スクラップ市況は本年1―2月以来の「海外高→東鉄値上げ→国内高」の様相を呈している。
一時低迷していたアジア需要が回復傾向を辿っており、アジアメーカーの引き合いが活発化したことが要因だ。関東地区の電炉各社は今月から500―1000円方の値上げに踏み切り、スクラップ市況は本年1―2月以来の「海外高→東鉄値上げ→国内高」の様相を呈している。
関東地区の小棒市況は、先週から新規物件が徐々に出始め、踊り場から上伸含みに転じてきた。商社では安値が切り上がり、市況はベース中心値トン3万7500円。鉄スクラップの輸出価格が上昇したことで、需要家が「市況の先高予想から若干買いに入った」(商社筋)もよう。メーカーは夏季減産での需給タイト化や秋の輸送費上昇を見込み、値上げ意欲が強い。下期物件の納期を前に、ゼネコンの発注が増えるとみられ、市況は強含む気配が濃厚だ。
ステンレス溶接管の市中価格が母材コイルの値上がりを背景に、関東地区で上昇している。年度初からの値上がり幅はトン当たり2―3万円方(8―12%)。需要低迷、供給過多、在庫増によって価格下落に歯止めがかからない状況が続いていたが、5月帳端明け(21日)から反転し、約3年半ぶりとなる上昇局面を迎えた。
韓国POSCOは、高付加価値商品の比率引き上げによる一層の収益改善と中国での事業拡大に注力する方針を打ち出している。同社は本年上半期で過去最高となる1兆ウォン超の純利益を計上しているが、世界トップの競争力維持に向けて、一層の収益アップと中国戦略を具体化するもの。
アルセロールはフランスの全製造拠点での自主的な温室効果ガスの排出抑制により、2007年までにCO2排出量を90年比で11%削減する。製造工程やスクラップ使用の改善や技術開発に加えて、リサイクルの活用などにより、京都議定書で削減対象となったCO2など6種類の温室効果ガスを削減する。仏国で08―12年までに90年比15%の排出量削減が可能と見ており、鉄鋼業として達成に貢献する。