2003年07月30日
日新製鋼は29日、中国におけるステンレス冷延合弁企業の寧波宝新不銹鋼有限公司が「冷延能力を2・5倍増の年間60万トンに増強する」第4期拡張計画に出資者間で合意したと発表した。

 冷延3ライン24万トン態勢となる現行の第3期拡張完了後、2005年末までに冷延4ラインを導入。単独のステンレス冷延工場としては世界最大級の冷延7ライン60万トン態勢となる。総投資額は約545億円で、日新は約45億円を出資する。日新は宝新の拡大を自動車用ステンレス鋼板の世界4極(日本、アジア、アメリカ、ヨーロッパ)・同品質態勢充実につなげる。



世界最大の鉄鋼企業、欧アルセロールは、上海宝鋼集団と共同で中国市場での自動車鋼板対応のテーラード・ブランク(TWB)事業に乗り出す。上海地域において第1期計画として年産200万枚の態勢で、2004年下半期に操業を開始する。アルセロールはTWB材の現地供給を具体化することで、フォルクスワーゲンなど欧州系の現地自動車メーカーのニーズに対応する。



溶接鋼管メーカーが5月にアナウンスした鋼管、中径角パイプの値戻し(トン当たり3000円)が7月帳破明けを過ぎ、ここにきて流通段階で浸透した。メーカー筋は昨年来、製品価格の改定に取り組んでおり、これまで鋼管が4回・同1万2000円、中径角パイプは5回・同1万5000円浸透しているが、いまだホットコイル価格の上昇分を吸収し切れておらず、早ければ9月出荷で3000円追加値上げを検討中だ。

財務省貿易統計による2003年6月の鋼材輸入は、普通鋼鋼材合計で26万5740トン(前月比19%増)となった。熱延コイル、冷延コイルの増加が主因。厚板は1万2000トン余りと本年最低となった。普通鋼鋼材の1―6月合計は138万トン(前年同期比2・8%減)と前年を下回っている。

太平工業(寺門良二社長)は29日、プラント・電気機器エンジニアリング会社の北都電機(本社=札幌市西区、星谷雅保社長)と業務提携し、同社に資本参加すると発表した。

 業務提携により、新日鉄の製鉄所構内業務の連携を強化する。具体的には製鉄所構内の電気工事、整備業務での相互応援による効率化や技術向上を図る。また、モーター整備事業では全国ネットワークの活用と相互応援、拠点ノウハウと特殊技術の横断的交流を行う。