2003年08月01日
JFEスチールは31日、カナダのドファスコとの折半出資の自動車向け溶融亜鉛めっき合弁事業、DNNガルバナイジングの利用権をドファスコに長期貸与し、母材の広幅高級冷延鋼板をJFEから随時供給することで合意したと発表した。JFEにとっては従来の配当に加えて、新たにリース料収入と原板の販売につながる。グローバル供給網構築の一環として、新たな提携を通じて北米自動車メーカーに対する供給態勢を強化する。

薄板3品(熱延・冷延・表面処理鋼板)の国内在庫(メーカー・問屋・コイルセンター合計)は400万トン際に微増――。

 新日本製鉄が31日まとめた6月末の3品在庫は、前月末比0・8%、3万1000トン増の398万2000トンとなった。4カ月連続の増加で、メーカー在庫は同2万1000トン減の169万8000トンに小幅減少したが、問屋、コイルセンター在庫はそれぞれ同1万6000トン増の75万2000トン、同3万6000トン増の153万2000トンに増加した。



日本鉄鋼連盟が31日発表した6月の鋼材輸出実績によると、輸出量は290万3943トンと前年同月比10・5%減少した。前月比では1・1%の減少。普通鋼鋼材輸出は210万871トンと前年同月比7・9%減、前月比1・6%増。1―6月実績は全体で1696万7390トンと前年同期比5・2%減、普通鋼で1227万7888トンと2・8%減少。

韓国の東国製鋼がブラジルで計画する還元鉄―電炉―スラブ生産プロジェクト(セアラ・プロジェクト)の事業化調査(FS)が大詰めに来たとの観測が広がっている。このプロジェクトは、鉄鉱石プロデューサーのリオドセ(CVRD)、設備メーカーのダニエリとの合弁事業としてFSを進めているもので、年間250万dの還元鉄を生産し、このうち150万トンのスラブを東国製鋼の浦項製鋼所に供給するという計画。

POSCOは、現代ハイスコと冷延工場向けのリロール用として初めてホットコイル3000トンの販売契約を行った。このうち1200トンを今週始め、デリバリーした。スペック調整をしばらく行い、当面月間1万トン規模まで、順天工場向けのホットコイル供給を拡大させる。

 現代ハイスコは、これまで50万トンを蔚山工場(鋼管)用としてPOSCOから購入しているが、順天工場はゼロだった。今後は、蔚山工場用のホットコイルを日本などからの輸入ホットコイルに切り替え、POSCOからのホットコイルは冷延鋼板用として順天で購入する。