2003年08月04日
韓国の東国製鋼は31日、同信特鋼・器興工場を363億ウォンで買収すると発表した。同信特鋼は、政府系の産業銀行が管理しているもので、29日器興工場の売却を目的とした競争入札を締め切った。東国製鋼が4月に設立した投資会社・ユニオンコーティングしか応札が無かった。このため締め切り後わずか一日で、売却が決まった。9月までに買収金額を払い込み、資産の移管を受ける。

 器興工場には3ラインのカラー鋼板ラインがあり、年産20万トンの能力。同信特鋼は、中堅のカラー鋼板メーカーで、経営難に陥っていた。産業銀行が管理する形で運営されているが、民営移管を目的に売却が計画されていた。

住金物産は先月31日、記者会見を開き、上田英一社長は2004年度にスタートする「5カ年ビジョン」の基本フレームを明らかにし、連結売上高1兆円、連結経常利益100億円の経営目標を打ち出した。「筋肉質へと改革してきたが、このまま続けては組織が疲弊する」(上田社長)とし、新ビジョンでは拡大志向に転換する。本年度で連結累損を解消し、復配を予定。カンパニー制を導入し、資源のリロケーションを進め、財務と販売の地盤を構築。来年度から「堅実な成長路線」(上田社長)を描く。

台湾の政府(立法院)は近く、政府関連が所有する中国鋼鉄(CSC)の株式6億5000万株を、台湾国内の金融機関などに売却する。今回、売却予定の6億5000万株はCSCが発行する普通株式(92億6799万株)の7%に相当する。売却後、政府関連が所有するCSC株は40%から33%となるが、先行き、政府はさらに同社株を売却する予定。

メタルワン系ステンレスコイルセンターのサステック(本社=大阪市、山田邦夫社長)は1日、来年初をメドに関東工場(群馬)の加工能力および在庫能力をそれぞれ1・5倍に増強すると発表した。4億円を投じて、広幅スリッターとレベラーの生産性向上や母材倉庫の増築などを実施し、関東地区の新日鉄住金ステンレス系CCの再編に伴う受託加工増に備える。

インターナショナル・スチール・グループ(ISG)は31日、株式の新規公開に関する登録申請を米証券取引委員会(SEC)に提出したと発表した。既存株主の保有分とは別に普通株を発行してニューヨーク証券取引所に上場する。調達資金は主に負債の返済に充てる。昨年の設立以後買収を通じて米大手メーカーに成長しており、さらに買収による規模拡大を視野に入れている。