2003年08月06日
日新製鋼は5日、アーチ型屋根に適した折板をグループの日本鉄板と共同で開発し、本格的な営業生産、販売を開始したと発表した。素材の鋼板にあらかじめひずみを加えることで、アーチ型に施工する際に座屈を調整する加工を省略してきれいに仕上げられる。今後施工性などを訴えて採用を促す一方、曲げ半径の小さなアーチへの対応や折板種類の拡大を進める。

財務省がまとめた通関統計によると、03年6月の鉄スクラップ輸出量は50万4000トンで本年最高となった。1年を通して好調だった前年に比べると、ここまで低位推移していたものの(前年同月比12%減)、日本産スクラップの主要輸入国である中国の引き合いが回復したことなどを背景に、前月比では10%を超える伸びを見せる。
関東地区の鉄スクラップ市況に天井感が出てきた。8月に入り過熱した海外相場が落ち着きを取り戻し、電炉各社は様子見姿勢を強めている。1日に合同製鉄・船橋(500円上げ、H21万4000円)、2日に東京製鉄・宇都宮(500円上げ、特級1万5700円)が値上げして以降、今のところ電炉に値動きはない。アジア市場で銑鉄が値下がりするなど先安要因もあり、地区市況は盆休み期間中も慎重な動きが続きそうだ。



韓国の鉄スクラップ市場は、国内最大手の東国製鋼とINIスチールが契約している極東ロシアスクラップ11万トン前後が、市況高騰から現在の国際価格より30ドル近くも安くなったため、ノンデリになる可能性が高くなってきたとして動向が注目されている。仮にキャンセルされれば、下期のスクラップ需給に大きな影響が発生すると見られており、国内スクラップ市場では先高観が強まっている。
阪和興業はこのほど、6月末の輸入材岸壁在庫をまとめ、明らかにした。それによると、6月末の岸壁在庫は15万2000トンと前月比2万5000トン、19・6%増、前年同月比では2万7000トン、21・2%増。在庫増は本年4月以降、3カ月連続。在庫の増加要因は中国などからホットコイルがスポットで入着するなど、一時的に入着が増加したことに加え、引き取りが低調だったため。