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2003年08月11日
鉄鋼主力商社の業績が上向いている。主要7社の2004年3月期業績予想は4社が増収、6社が経常利益で増加の計画。川鉄商事、住金物産は経常利益で過去最高となる見通し。第1四半期決算を発表した日鉄商事と住物ではすでに増収ペースを示した。年度下期も自動車・造船、また堅調な輸出が続く見通し。加えて単価改善のプラス効果も見込まれている。住物は連結累損の解消、復配を予定。日鉄商事は当期黒字を確保し、来期の復配にメドをつける。鉄鋼メーカーの業績回復を背景に、商社の業績も回復傾向を強めそうだ。
JFEエンジニアリングは、製鉄エンジニアリング事業でJFEスチールとアライアンスを組む企業やスチールプランテック(JSP)などグループを核に、海外企業を含めた新たな連携を志向、展開拡大を図る。製鉄プラント需要が伸び悩む中、JFEスチールの提携企業への物件対応をはじめ、製鉄設備製造メーカー、JSPとの事業展開などグループ力を発揮、海外でも最適な陣容を形成し、競争力強化につなげる。推進中の中期経営計画では03年度から05年度まで各年度とも連結ベースで売上高、受注高とも100億円以上を確保、経常利益も5%に当たる5億円とする。さらにJSPの約300億円を合わせ、トータル400億―500億円をめざす。
経済産業省はこのほど、2003年度鉄鋼二次製品製造業況ヒアリングの結果をまとめた。それによると03年度業況見通しは金網(じゃかご)、磨棒鋼、ショベル・スコップの3業種のみが生産増とし、3業種が横ばい、14業種が減少を予測した。二次製品製造業は昨年度よりも若干回復傾向にあるものの、需要先の大幅な業況改善を見込みにくいことなどから、依然として半数以上の業種が減少傾向を予見していることが明らかになった。また、業界の課題として鋼材価格の値上げの製品価格への転嫁や需要家からの値下げ要請への対応を挙げる業種が目立ち、採算面で厳しい状況にあり、選択と集中による事業基盤強化、収益向上が急務となっている。
メタルワングループの鉄鋼流通、大野興業(本社=東京都中央区、牧田利彦社長)は本年度、免震装置事業で前年度比50%増の売上高6億円をめざす。期初の計画を上回る形で受注が好調に推移しており、従来の30%増から目標を上方修正する。西日本、東海・関東に加えて関東地区での製作拠点を検討、東西3拠点の製作態勢を整える。
軽量形鋼を扱う関東地区の流通筋は、20日帳端明けから市況6万円をメドに、販売価格をトン2000―3000円引き上げる。昨年から続くメーカーの値上げに対し、4000円程度転嫁できていないため。今回の値上げが実現しても、メーカーの上げ幅には達しないとして、9月以降も引き続き高値浸透を図っていく方針。