2003年08月14日
中国の鉄スクラップ市況は、記録的な猛暑により一時的に需要が停滞し、8月から弱含みに転じている。上海宝山鋼鉄は8月から鉄スクラップ購入価格を200元(約3000円)値下げ、HS1500元(同2万1000円)とした。上海や無錫、南京など沿岸部は引き続き建設ラッシュが続いているが、連日の猛暑と電力供給不足で建設現場の作業が大幅に遅れ、原料調達に影響を与えている。





韓国鉄鋼協会の調査によると、2002年末現在の韓国の鉄鋼累計蓄積量が前年末比2479万トン増(7・9%)の3億5665トンとなった。国民1人当りの蓄積量でみると7486キログラムとなり、日本の1人たり蓄積量9714キログラムの77・1%に相当する。韓国は年々蓄積量の増加速度が速まっており、09年に完全に鉄スクラップの自給が可能となるとの試算が出ている。

中国・税関総署はこのほど、第2年度SG措置対象5品種の7月15日時点の国別・関税割当枠消化状況を発表した。熱延薄板はロシアからの輸入が消化率62・7%と、割当枠の6割を上回ったほか、6月27日から特別関税(9・5%)の追徴対象となったその他地域(グローバル枠)が1・7倍と輸入増が続いている。冷延薄板もその他地域からの輸入が割当枠の6割を超過した。

 品種別では、熱延薄板が消化率36・2%と、5品種の中で最も早く枠消化が進んでいる。



神戸製鋼所は、本年度のスチールハウスの実績を2200―2300戸、約700棟と、02年度の1707戸、553棟に比べ25―30%程度増加する見通しを示した。参入から7年たち、耐久性や外張り断熱、広い空間の確保といった長所に対する施主の理解が進んでいることから、今後も堅調に推移するもよう。さらに、スチールハウス独自工法や超軽量屋根材も併せて提案しており、他社との差別化を進め事業強化を図っている。

浦安鉄鋼団地景況実感調査委員会(委員長=佐藤守宏・千代田鋼材社長)が168社を対象(回答158社)に実施した7月分の景況実感調査結果によると、売上高が前月実績を上回ったのは全体の54・4%、粗利が上回ったのは32・0%だった。3カ月後の景況予測では、24・2%が好況とみている。