2003年08月21日
主要電炉6社の2004年3月期第1四半期業績が出そろった。東京製鉄、東京鋼鉄は単独のみ。トピー工業、東京鉄鋼、中部鋼鈑、北越メタルは連結でまとめ、6社合計売上高は1151億8500万円、前通期合計売上高を4等分した金額に比べ7・6%増加した。鉄スクラップ価格が下落し、一方で製品値上げが進展。各社の業績は例年下期の比重が高く、実質4等分比較以上の伸びと推測される。中間・通期予想は東鉄が大幅な上方修正。鋼鉄、北越も上方に修正した。



東京製鉄(池谷正成社長)は20日、9月契約の販売価格を発表し、6カ月連続で全品種据え置いた。荷動き好転の兆しを得ているものの、「旧盆明けということもあり、慎重を期した」(安田英憲常務)。ただ、下期に向けて良い環境にあるとみており、来月以降、値上げに向かう可能性を示唆した。



欧州鉄鋼連盟(EUROFER)がまとめた需要見通しによると、今年の欧州連合(EU)8カ国の鋼材見かけ消費量は1億2664万トンと前年比0・9%増加する。下期に需要の回復は見込めないが、一定の在庫補充を想定しており、国内材よりも安価な輸入材を手当てすると見ている。第3・四半期の消費量は2987万トンと前年同期比1・2%増加する見込み。

韓国の大手厚板リローラー、東国製鋼は、造船用厚板エキストラを26日受注分よりトン当たり平均3万―3万5000ウォン引き上げる。同社は4月1日より造船用厚板のベース価格をトン4万ウォンアップの42万ウォンに引き上げたところ。今回のエキストラ改定は事実上の値上げで、価格水準はトン45万―45万5000ウォンとなる。



エヌケーケー鋼板(鍬本紘社長)は、2003年度からスタートした新中期3カ年計画において、最終の05年度末で16億円の経常利益を確保するとともに、付加価値ROS(売上高経常利益率)10%の達成をめざす。

 同社の02年度決算(3月期)は、売上高は前年度比9・2%増の361億円。販売量の増加、販売価格の改善が増収に結びついた。経常利益は同150%増の5億5500万円で、7億4000万円の合理化などが奏功し、会社設立以来4期連続で増益となっている。