2003年10月14日
神戸製鋼所は今期(10―12月)粗鋼生産計画を前期(7―9月)見込み比約3万トン増の186万トンとした。自動車向けの増量を見込むほか、9月初旬に起きた新日本製鉄名古屋製鉄所の事故に伴う応援分を含む。アジア向けを中心とする好調な輸出に加え、国内の自動車、産業機械、造船向けの堅調推移などで、年率粗鋼740万トンの極めて高水準の生産を維持する。ただ国内の鋼材在庫動向によっては計画を下方修正するなど、フレキシブルな対応をとる方針だ。



ガス管最大手であるJFEスチールは、ガス管類および圧力配管用炭素鋼鋼管(STPG)の第3次値上げに関して、2004年2月、3月ロールで実施する方向で、最終調整に入った。  03年度は建設需要の低迷が著しく、ガス管は店売り向けを中心に販売不振の状態が続いており、取り巻く環境は厳しい。JFEスチール鋼管営業部はガス管生産に関して、04年3月末までに在庫率1・3カ月分、3万2000トン水準に落とすため、7―9月期に引き続き10―12月期も減産を継続している。



新日本製鉄エンジニアリング事業本部鉄構海洋事業部は、同社100%子会社であるエヌエスネフテガスストロイ(NSNL)とともに、サハリンエナジーインベストメントカンパニーから、サハリンUphase2開発計画のうち、タンカーローディングユニットの設計、製作、輸送、据付工事一式を約60億円で受注し、10月7日に契約書に調印した。

新日本製鉄の釜石製鉄所(調和郎所長)は、昨年12月から建設を進めてきた全天候バースが完成し、先週10日に竣工式を行った。全天候バースは東北では初めての設備で、総工費は約10億円。同所はこれまで線材圧延ラインの強化に取り組んできたが、全天候バースを整備することによって、線材の輸送効率を向上し、出荷面でのコスト競争力を強化する。

高砂金属工業(本社=大阪府高石市、宮崎吉二社長)はBH(ビルトH形鋼)の生産を従来の2工場から1工場に集約した。8月末に赤穂工場を閉鎖し、9月中旬から関係会社の木津川建材加工(本社=大阪市大正区)での集中生産へ切り替えた。これに伴い、木津川建材加工ではBH生産を1直から2直態勢としている。今回の生産集約は材料・製品の輸送費削減が狙いで、特に、積載規制の強化による物流費のアップに対応した。