2003年10月22日
韓国・POSCOは、先週末開催した理事会で、中国江蘇省の張家港浦項不銹鋼内に、年産60万トンのホットステンレス製鋼・圧延工場を建設することを決定した。2005年初めの着工で、2006年末の完成を予定している。

 投資額は7億ドル。投資資金に充当するため、POSCOが82・5%を負担して、張家港浦項不銹鋼が2億9000万ドルの増資を行う。生産したステンレスホットコイルは、張家港浦項不銹鋼(年産36万トン)と来年1月から稼働予定の青島浦項不銹鋼に供給する。





新日本製鉄は一般構造用炭素鋼鋼管(STK)に関して、11月納入分から店売り、ひも付きともに、トン当たり5000円値上げする。

 対象は電縫管とUO鋼管。ひも付き向けは需要家ごとに個別で実施する。新日鉄としては2002年6月ロール、03年4月ロールに続いて第3次値上げとなり、これでメーカー仕切り価格はトータルで同1万5000円アップに。同社では8月までにユーザー、流通へのアナウンスを終えている。



経済産業省は21日、金型産業での取引公正化、知的財産保護の観点から実施した「金型取引実態調査」(第2回)の結果を発表した。

 ユーザーからの金型図面データの意図しない流出問題に対処するため、同省が発出した「金型図面や金型加工データの意図せざる流出防止に関する指針」に沿って、書面取引が前回の6割から9割にアップ、流出事例も2社に1社から13―24社に1社と減少、指針が一定の効果をあげていることがわかった。

 ただ、知的財産保護では保護管理の実施・検討は49%にとどまっていることから、取引基本契約書とマル秘マークの普及など指針を徹底、知的財産戦略大綱に基づく取り組みを強化していく方針。



東京地区の大手鋼管流通筋は、10月21日から溶協STK(一般構造用炭素鋼鋼管)と、高炉黒ガス管の唱え上げを実施しており、両品種ともに11月1日からトン当たり1000円、同21日から同1000円を、それぞれ実勢ベースで市中価格に反映させていく。

中国における電磁鋼板の見掛け消費は2001年250万トン、02年268万トンと増加基調にあり、03年は300万トンを上回ると予想される。

 現地マイスチール紙によると熱延電磁を含む電磁鋼板の自給率は68・9%に達しているとされるが、本年上半期の電磁鋼板輸入量は前年同期比58%増の高い伸びを示しており、通年で過去最高の140万トンに達する見込みである。

 同期の日本製電磁鋼板の輸入は27万904トン(輸入品種シェア38・7%)で、内訳は方向性4万9895トン(31・8%)、無方向性22万1009トン(40・7%)。