2003年11月20日
JFEスチールは19日までに韓国リローラー向けホットコイルの今期積み(11月―04年1月)商談を値上げで決着した。同社は詳細を明らかにしていないが、値上げ幅はトン5ドル程度で、この結果、ベース価格はFOB310ドル弱に上昇したもよう。同商談は前期(8月―10月)が据え置きで決着しており、値上げ幅は小さいものの今回の値上げで2002年春以降続いていた値上げトレンドを回復したことになる。ただし東南アジア・中国向けの輸出価格320―350ドルに比べて低水準にとどまっていることから、同社としては来期商談についても一段の値上げで取り組む構えである。





日新製鋼は呉製鉄所(呉市)の第2高炉の改修工事を予定通り完了し19日、星野和夫会長、小野俊彦社長はじめ経営陣出席のもと、火入れ式を行った。

 改修後、第2高炉は炉容積が従来の1650立方メートルから2080立方メートルに拡大した。改修により、同時並行で進めてきた第2製鋼工場の連続鋳造設備の改造による合理化効果なども含めて、年間20億円のコストダウンを見込む。

国際鉄鋼協会(IISI)が18日発表した10月の63カ国の粗鋼生産量は8171万トンと前年同月比5・7%増加した。中国は1982万トンと25%増加。1―9月の63カ国生産は7億8311万トンと前年同期比7・0%増加した。中国は22・1%増の1億7960万トンと、既に02年通年の1億8155万トンに匹敵する規模に達し、03年通年で02年実績を4000万トン上回るペースだ。



新日鉄住金ステンレス(NSSC、萬谷興亞社長)は19日、腐食進行を大幅に抑制した、世界初のケミカルタンカー用高耐食性ステンレス厚鋼板(NSSC・260A)を開発したと発表した。年々需要が増えるケミカルタンカーのタンク素材に使われるもので、溶接継手部でも同等の耐食性を発揮させるため、専用の溶接材料を併せ開発した。ユーザーの各種メンテナンス作業を大幅に削減できる。現在、新来島どっくで施工試験中で、月間100トンの販売をめざす。



ダルミネ(イタリア)、シデルカ(アルゼンチン)、タムサ(メキシコ)など鋼管メーカー8社で構成される世界最大の鋼管サプライヤー、テナリスグループは、11月に韓国・ソウルに事務所を開設、韓国シームレス市場に本格参入することが明らかになった。

 これによって、NKKTUBESに加えて、将来的にはシデルカやタムサから輸出されるとみられるほか、炭素鋼鋼管だけでなく合金鋼製品の供給も徐々に本格化する見通し。東南アジアにおけるテナリスグループの事務所開設はソウルで5番目(北京、日本、マレーシア、シンガポール)となる。