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2003年12月03日
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メタルワン、建材事業を統合=メタルワン建材設立
・ 日本高炉3社、中国パイプライン向けUO管受注
・ 中国鋼鉄、米鉄スクラップを220ドル台高値で契約
・ サステック、関東物流センターを新設
・ 10月の鉄スクラップ輸出、6%増の51万トン
・ 日本高炉3社、中国パイプライン向けUO管受注
・ 中国鋼鉄、米鉄スクラップを220ドル台高値で契約
・ サステック、関東物流センターを新設
・ 10月の鉄スクラップ輸出、6%増の51万トン
メタルワンは、100%子会社のエムシー・メタルテックと日商岩井鉄鋼建材を統合し、建材部門の事業会社「(株)メタルワン建材」を4月1日付で設立する。新会社の年商は約1000億円規模。当初は東日本地区を販売エリアとするが、段階的に東名阪の本体建材業務を移管し、新会社を軸に建材事業を一元化し、全国展開を図る。
統合による業務の効率化と本体からの事業移管でローコストオペレーションを加速。将来的には各事業会社や地方法人の事業なども整理・統合し、最終的には年商3000億円規模、国内最大の建材専業商社となる。
統合による業務の効率化と本体からの事業移管でローコストオペレーションを加速。将来的には各事業会社や地方法人の事業なども整理・統合し、最終的には年商3000億円規模、国内最大の建材専業商社となる。
中国・陝西省と北京を結ぶ、ガスパイプラインプロジェクト「陝西―北京複線パイプラインプロジェクト」用鋼管商談で、高級UO鋼管10万トン強は日本ミル3社が受注した。関係筋によると、UO鋼管10万トン強のうち、JFEスチール約4万トン、住友金属工業約3万5000トン、新日本製鉄約3万トンとなっている。
「陝西―北京複線パイラインプロジェクト」は、陝西省で産出される天然ガスを北京に陸上輸送(全長約500キロメートル)する国家プロジェクト。すでに同ルートで既設パイプラインがあり、エネルギー供給不足に対応するため、複線として新設するもの。
「陝西―北京複線パイラインプロジェクト」は、陝西省で産出される天然ガスを北京に陸上輸送(全長約500キロメートル)する国家プロジェクト。すでに同ルートで既設パイプラインがあり、エネルギー供給不足に対応するため、複線として新設するもの。
台湾の中国鋼鉄は、米鉄スクラップ1カーゴ3万トンをHSGTとHMS No.1ベースでトン当たり220・75ドルで契約した。ボーナスグレード分は、230・75ドルと言われており、高級輸入鉄スクラップは一気に200ドル台を大きく突破した。年末に向けての鉄源需要拡大と世界的な鉄スクラップ需給のタイト化をにらんでの政策的な契約と見られている。
メタルワン系ステンレスコイルセンター、サステック(本社=大阪市、山田邦夫社長)は、主要拠点の関東工場(埼玉)近隣に関東物流センター(KLC、埼玉)を新設し、来週から業務を開始する。関東工場で不足する在庫・物流機能を補完、関東地区の新日鉄住金ステンレス(NSSC)系CC再編に伴う受託加工増に備える。
関東工場の月間加工能力は5500トンから7000トンに30%増加。来年には関西工場(兵庫)へも設備投資も行い、東西合計で国内トップの1万5000トン態勢を確立する。
関東工場の月間加工能力は5500トンから7000トンに30%増加。来年には関西工場(兵庫)へも設備投資も行い、東西合計で国内トップの1万5000トン態勢を確立する。
財務省が発表した通関統計によると、03年10月の鉄スクラップ輸出量は51万6400トンで、前月から6%増加した。9月は急激な為替円高や夏場のスクラップ流通減などの影響で4カ月ぶりに50万トンを割ったが、10月以降は、円高要因を打ち消すほどに上昇した国際スクラップ価格などを受けて増加傾向を示した。