2003年12月12日
東京地区の大手鋼管流通筋は一般構造用鋼管(STK、溶協品)に関して、2004年1月帳端明けにも唱え上げに踏み切り、再販価格への浸透を進め、1993年以来11年ぶりトン当たり6万5000円の実勢化をめざす。溶協メーカーでは、来春をメドに第6次値上げを実施する方向で検討しており、採算悪化を回避したい流通筋では年明け早々、正念場を迎えることになる。

阪和興業の大阪本社と名古屋支社は来週15日から、中板の唱えを1000円引き上げる。仕入れ価格の上昇により、赤字販売となっていたことから、これの改善が狙い。今回、酸洗、冷延、めっき製品の定尺については唱え上げを見送ったが、年明けにも実施したい考え。中板も同時期に、追加の唱え上げを計画している。





基幹労連・中央執行委員会は、「アクティブプラン04春季取り組み基本構想」をまとめた。基幹労連発足後、初の春闘となる04年春闘に向けて作成したもので、「基幹産業にふさわしい労働条件を確保する」ための交渉推進に向けて、戦略・戦術を立案する中央戦術委員会を設置する方針を打ち出している。岩手県花巻市内のホテルで11―12日にかけて開催中の討論集会において同構想についての議論を深め、04年2月の中央執行委員会で方針を策定する考え。



神戸製鋼所は11日、1000気圧まで昇圧可能な水素ステーション向け超高圧圧縮機を開発したと発表した。1000気圧(100MPa)対応の圧縮機開発は世界初という。700気圧級水素タンクを搭載する次世代燃料電池車に水素を充填する水素ステーション向けで、現在試作機で運転確認中だ。

東京地区で大径角形鋼管(コラム)を扱う大手加工流通筋は1000―2000円値上げして、年内にSTKR6万7000円下限(切断・開先込み)販売を実行する方針をかためた。メーカーが11月出荷分からトン2000円値上げして、採算が悪化しているため。市況7万円への早期到達をめざす。