2004年01月14日
新日本製鉄、三井物産、住友金属工業は資源大手のリオ・ティントとの間で、豪州鉄鉱会社のローブ・リバー・アイアン・アソシエイツとハマスレー・アイアンがそれぞれ保有するインフラを共同利用することで基本合意した。既に実施している鉄道の共同運行を包括的なインフラの共同利用に広げる。共同運営会社の新設を含めて最終合意に向けて詰める。インフラの共有を通じて両社の出荷能力を最大限活用するのが狙い。

日新製鋼は13日、インドの大手ステンレスメーカー、ジンダルステンレス社に対し、ステンレス鋼の製鋼・熱間圧延・冷間圧延に関する技術協力を行うことを決め、正式契約を締結したと発表した。契約期間は2004年1月から2年間。契約範囲は汎用鋼種に限定したステンレス鋼の操業に関する技術情報(ノウハウ)。

新日鉄住金ステンレス(NSSC、本社=東京都中央区、萬谷興亜社長)は13日、1月契約3月出荷分からニッケル系ステンレス鋼板類(薄板、厚板)の店売り価格を再値上げすると発表した。上げ幅はトン当たり2万円。ニッケルの高騰を反映するもので、10、11、12月契約分に続く「4カ月連続の値上げ」。ひも付きも店売り同様、「可能な限り値上げ交渉を進める」(伊藤仁・鋼板営業部長)。

ニッケル価格の急騰を背景に、ステンレス冷延鋼板のアジア向け輸出価格の値上がりが加速している。指標となる香港向けは、現在行われている2―3月積みの商談で、トン当たり2100ドル(SUS304、コイルベース、C&F)を突破、2200ドル目前となった。12―1月積み商談時と比べ、200―300ドル方(10―15%)高い。上伸ペースは著しいが、日本ミルは足元の原料事情では「まだ十分ではない」とし、今後もさらなる上積みをめざしている。

韓国最大の薄板リローラー、東部製鋼は2004年の鋼材販売計画をフル生産の270万トン、輸出比率を前年比1ポイントアップの36%と策定した。03年の鋼材販売量は02年に続き過去最高の260万トンを維持し、売上高1兆7500億ウォン(14%増)、税引前利益630億ウォン(14%増)の増収増益となった見込み。

 04年は「販売量増加とあわせてアルミめっき鋼板、プリント鋼板など高付加価値製品の比率を引き上げることで、売上高1兆8000億ウォン、税引前利益800億ウォンの達成をめざす」(辛三鉉・副社長)。