2004年01月16日
新日本製鉄が15日発表した昨年12月末時点の「ときわ会」H形鋼全国流通在庫は、27万7800トンで前月比1・5%減(4200トン減)と3カ月ぶりに減少に転じた。12月1日から始まった君津製鉄所の生産休止による入庫減少の影響が顕著になったうえ、不需要期による出庫の減少幅が例年に比べ小さかったため。新日鉄は「来月以降もこの傾向は変わらず、在庫は減少していく」(建材営業部)とみている。

三井物産は15日、上海宝鋼集団との鋼材加工物流網構築に関する包括協定に基づく新規案件第1号として、福建省福州市に合弁のコイルセンター「福州宝井鋼材加工配送有限公司」を設立することで合意したと発表した。現地自動車メーカーの東南汽車をはじめ、福建省地区の自動車関連需要を中心に対応する。

日本鋳鉄管(本社=東京都中央区、吉川敏孝社長)は15日、岡谷鋼機、ヤマタネとの3社合弁によって、東京ガス向けメーンの物流新会社「(株)鶴見工材センター」を同日設立、10月から業務を開始すると発表した。

 ユーザーである東京ガスでは、エネルギー大競争時代を勝ち抜き、また規制緩和をビジネス拡大チャンスとして新たな事業分野に進出するため、物流基盤の再構築に着手している。

 鋳鉄管やポリエチレン管、継手類など工材分野は、岡谷鋼機が小物を東京管材倉庫(東京都江東区)から、日本鋳鉄管は大物を蕨倉庫(埼玉県蕨市)から東京ガス工事拠点置き場に納入していたが、東京ガス向け物流基盤を再構築し、効率化とサービス水準向上を図るため、新会社を設立して工材物流拠点を一元化することを決めた。

川鉄商事とメタルワンは15日、岡山県倉敷市のJFEスチール西日本製鉄所倉敷地区内に、鋼板ブランキング加工の新会社「水島メタルプロダクツ(株)」を共同出資で設立すると発表した。新会社は資本金3億円で2月1日付で設立。

 川商の子会社である水島鋼板工業(倉敷市水島川崎通1―4、東驍社長)からブランキング加工事業を切り出して新ラインを増設、一層の効率化とコスト低減を追求し、自動車メーカーおよび関連部品メーカーに高品質のブランキング加工製品を供給する。川商は国内ブランキング事業のさらなる拡大、メタルワンは海外で展開してきた同事業のノウハウを活用し国内参入を図る。

韓国・POSCOは、タイのステンレス冷延鋼板メーカー、タイノックスの買収計画を進めている。タイノックスは年産能力20万トン規模の単圧ミルで、経営権を持つ欧アルセロールが、かねて売却の意向を示している。POSCOは「株式買収額を提示したが、折り合わなかった。結論は条件次第となるが、買収に向けて交渉を継続したい」(経営幹部)とし、計画を進める考えを示している。