2004年01月23日
2004年の鋼板類輸入は、03年に引き続き低水準の入着となる見通しだ。輸入業者筋では入着ベースで、厚板が月間1万5000―2万トン、ホットコイルが同10万―12万トン、冷延コイルが同5万トン前後、亜鉛めっき鋼板類が同2万トン前後と見ている。

 為替が円高に推移しているが、日本の鋼板類の価格は、総じて中国などアジア市場よりも大幅に安く、各国ミルは日本向け輸出に消極的なこと。特に、主力ソースの韓国、台湾メーカーは、基本的に自国内、および中国向け輸出を重視しているため。

日新製鋼は22日、高耐食性めっき鋼板「ZAM」を用いた鋼管を素材とする鋼管膨張型ロックボルト「RPEロックボルト」の170キロニュートン耐力タイプを、日新鋼管と共同開発したと発表した。

 「ロックボルト」は掘削後のトンネル内壁崩壊を防止するためのアンカーボルト。ZAM製鋼管を素材にした「RPEロックボルト」は、従来製品に比べて耐食性がアップするほか、施工性の向上、トータルでの大幅コストダウンを可能する。

日新製鋼グループの総合エンジニアリング企業、日新工機(広島県呉市、星記男社長)は日新製鋼関連以外の外部向け売り上げ構成比向上を基軸に、構造改革を加速する。

 メンテナンスからエンジまで手掛ける特性を生かし、日新製鋼の鉄鋼技術をベースに、その周辺領域で事業推進、M&Aも視野に展開を広げる。療養施設や学校などでプール可動床を拡販。鋼材物流でコイルを吊り上げるリフターも販売促進、環境分野で飛灰処理システムを伸ばす。新規にはステンレスプラントを展開、レベラーなどプロセッシングラインでは、中国などアジア市場を開拓する。



コベルコ建機(石田孝社長)は22日、豊田通商、中国の投資会社である成都嘉力興投資有限公司と共同出資により、中国・浙江省杭州市に建設機械生産の合弁会社「杭州神鋼建設機械有限公司」(杭州神鋼)を設立したと発表した。

 中国生産での第2拠点で今後、2005年3月稼働開始をめざす。併わせて第1生産拠点の成都神鋼建設機械(四川省成都市)の生産態勢も拡充、07年をメドに現地2工場で重機ショベル年間7000台(各3500台)の態勢を構築する。

 北京オリンピック、上海万博を控え、建設需要が活発な中国建機市場をにらんで、豊通との現地販売・サービス態勢や物流・調達ネットワークも活用、重機ショベルシェアでトップグループの地位を固める。

2002年度の日本の鉄鋼蓄積量は、累計で前年度比1313万トン増の12億5003万トンとなった。新規蓄積量は60年代初めの低水準。日本鉄源協会(会長=平尾隆・新日本製鉄副社長)は、01年から02年にかけ鉄スクラップ輸出が減少したが、それ以上に鉄鋼輸出が伸びたためと指摘。今後は粗鋼生産が増えても輸出が多い状況が続く限り、国内蓄積は増えないとした。