2004年02月18日
工具鋼トップメーカーの日立金属と大同特殊鋼はそれぞれ、東南アジアで工具鋼の熱処理・加工設備を拡充し、日系自動車メーカー向けの金型材供給態勢を整える。インドネシアでは日立が2月に熱処理設備、大同は機械加工設備を増設し、タイでは大同が5月に熱処理設備を新設する。

 日系自動車メーカーの現地生産が伸長し、金型材の現地調達ニーズが強まる地区に、両社とも国内並みの金型材供給態勢を構築、海外受注量の大幅な拡大をめざす。

メタルワン、日商岩井鉄鋼建材(本社=東京都中央区、片山英雄社長)およびエムシー・メタルテック(本社=東京都千代田区、黒木泰博社長)は17日、日商岩井鉄鋼建材とエムシー・メタルテックを統合し、4月1日付で「(株)メタルワン建材」を設立すると発表した。メタルワングループの建材・冷鉄源事業を担う中核会社として、両社のすべての事業を継承する。社長には、松岡直人・メタルワン条鋼建材第一部長が就任する。

神戸製鋼所およびグループの総合建設機械メーカーであるコベルコ建機は17日、4月1日付でコベルコ建機のクレーン事業を会社分割し、神戸製鋼100%出資の子会社「コベルコクレーン(株)」を新設することを決定した。

 今後は、主にショベル事業を担う「コベルコ建機」とクレーン事業に特化した「コベルコクレーン」の両社がそれぞれ独立して事業経営に取り組み、『意思決定と行動のスピードアップ』と『経営のグローバル化』を推進、さらなる収益拡大・企業価値の向上をめざしていく方針。

日鉄鋼板(服部正幸社長)は、中期経営計画(03―05年度、数字は日鉄鋼板、大同鋼板、大洋製鋼の3社合計)で、05年度末の達成を目標としていた20億円のコスト削減を、2年前倒しで本年度にほぼ達成できる見通しとなった。調達コストの低減や要員の合理化などが寄与したもの。来期はさらなるコスト合理化と販売価格の改善などによって、同中計で掲げた05年度収益目標の1年前倒しでの達成をめざす。

メタルワンおよび鋼材特約店のワタエイ(本社=東京都中央区、北川章三社長)は17日、条鋼建材製品を販売する「(株)ワテックス」を3月1日に設立すると発表した。ワタエイから譲渡される資産・商権を中心に営業展開する。資本金は3億3000万円でメタルワン100%出資。社長には、青木勢一・メタルワン条鋼建材第二部部付が就任する。売上高約150億円の事業規模となる。

三井物産は17日、トーメンと住金物産が持つ豪州原料炭鉱のモランバ・ノースの権益4・75%を約30億円で買収することで合意したと発表した。買収を通じて戦略提携先の資源大手、英アングロ・アメリカンとの関係を強化するとともに、需要家の新日本製鉄と石炭分野で初の共同事業を展開する。強粘結炭の需給が世界的にひっ迫するなか、権益の拡大を通じて原料炭を安定的に確保する。