2004年03月17日
日立金属は2004年度を起点とする2カ年の新中期経営計画を策定、16日発表した。強固な体質づくりを主眼とした前中計から、「アクションプランを確実に実行する」(本多義弘社長)攻めの事業展開へのシフトを狙いとする。

 中長期連結経営目標として掲げるROE(株主資本利益率)10%実現に向け、05年度の連結業績目標を売上高5000億円、営業利益300億円、当期純利益100億円、ROE6%に設定。ナンバーワン事業の競争力強化、新製品と海外の売上高拡充に重点を置く。

新日本製鉄は、店売り向け厚板の再値上げを実施する。4―5月積み分を対象にトン当たり5000円の値上げを行う。1月に続く値上げで、本年トータルの値上げ幅は8000円となる。原料高などのコスト上昇、需給環境、続伸する国際価格を総合的に判断し、再度値上げすることになった。

全国鉄鋼販売業連合会、全国厚板シヤリング工業組合、全国コイルセンター工業組合の鉄鋼流通3団体は16日、経済産業省の需要ヒアリングに対して、4―6月の需要動向や在庫見通しを説明した。1―3月の需給が急速にひっ迫し、仮需を含めて需要は堅調に推移する見込み。流通にとっては、ひも付き価格交渉の進展がポイントとなる値上げ転嫁、品不足の中での材料確保、与信などへの関心が強まっている。

神戸製鋼所は16日開いた取締役会で、6月下旬開催の株主総会に付議する新退任取締役などを内定するとともに、4月1日以降の執行役員を選出した。取締役は4人退任、3人新任で1人減り、計10人。執行役員は昨年7月1日時点の22人から24人に2人増え、昭和50年入社組5人(院卒2人、学部卒3人)が新執行役員に加わる。学部卒3人は高炉では最も若い役員となる。

 退任取締役は森脇亞人、矢野信治両副社長、奥島敢、島田博夫両専務の4氏、新任取締役は木村敏夫専務執行役員、中山裕之、藍田勲両常務執行役員の3氏。新取の木村氏は代表取締役副社長、中山氏は専務取締役、藍田氏は常務取締役に就く。退任の森脇氏は神鋼商事社長、矢野氏はコベルコマテリアル銅管社長、奥島氏は神戸製鋼顧問、島田氏はコベルコ建機社長にそれぞれ就任する。

神戸製鋼所は16日、4月1日付でエンジニアリング、機械の両カンパニーを統合、「機械エンジニアリングカンパニー」を設立、合わせてエンジカンパニーで展開してきた製鉄・産機プラント部を、本社部門の「新鉄源プロジェクト本部」として組織し、配置すると発表した。

 製品別、メニュー別の競争力強化を進め、収益基盤を強める観点から、機械エンジニアリングカンパニーとして組織を一本化、経営資源を最大限活用。迅速、効率的運営を実施し、将来的な安定成長を図る。一方、新鉄源プロジェクト本部では鉄源不足の顕在化をにらみ、天然ガス、一般炭を還元剤に高品位の鉄源である還元鉄を製造するMIDREX・DR(ミドレックス)などの還元鉄プロセスを生かした還元鉄事業を強化する。