|
2004年03月26日
東京地区の鋼板市場で仮需が広がっている。需給タイト化の著しい厚中板が発端となり、2―3月にかけて先高観と材料確保による活発な引き合いが厚中板以外にも頻発している。4―6月も品薄状態は加速する可能性が高く、先行的な引き合いは今後も継続して入りそうだ。市場関係者には市況急上昇が追い風となる一方、仕入れと在庫の確保に腐心する声も聞かれる。
財務省が25日発表した2004年2月分貿易統計(速報)によると、輸出は4兆7711億円(前年同月比10・3%増)、輸入が3兆3642億円(同1%減)となり、貿易バランスは1兆4069億円(同51・7%増)のと黒字となった。輸出は3カ月連続増に対し、輸入は3カ月ぶりの減少、黒字額は8カ月連続の増加を記録した。
鉄鋼は全世界で輸出が282万1000トン(同1・7%増)、金額1726億1200万円(同5・6%増)、輸入が51万2593トン(同20・9%増)、349億2700万円(同31・8%増)といずれも増加となった。
鉄鋼は全世界で輸出が282万1000トン(同1・7%増)、金額1726億1200万円(同5・6%増)、輸入が51万2593トン(同20・9%増)、349億2700万円(同31・8%増)といずれも増加となった。
全国小棒懇談会(会長=栗川勝俊・新日本製鉄取締役建材事業部長)は24日、運営委員会後に記者会見を開き、栗川会長は「鉄スクラップは入荷が回復し価格も下がり、メーカーにとって干天の慈雨だが、微調整の域を出ていない。中国の鉄鋼生産量は1月も前年同月比25%増と伸び続け、鉄源タイトは続く。鉄スクラップは入荷8分、価格は直近ピークを念頭において商売することが肝要だ」とマクロの原料事情に変化はなく、慎重に対応するよう引き締めた。
ガス管最大手のJFEスチールは、世界的な鉄源不足による原燃料価格の高騰で採算が悪化しているガス管類の抜本的改善に取り組む。同社では4月出荷分からの第3次値戻しに続いて、7月出荷分から第4次値戻しに踏み切ることを決めた。近日中にも上げ幅等の詳細を発表する。
東京地区の厚板市況が続伸している。定尺品の市中価格(19ミリ、4×8)は、6万3000―6万5000円を中心に、高値の幅が広がっている。品薄状態が続く公算から、3月末から4月にかけて市況は一段と上昇の勢いを強めそうだ。
市中価格は、6万2000―6万3000円が一応の中心だった。ただ、実際にはこの水準を上回る高値も存在。2月以降は一部ナイモノ高の様相を呈し、高値が拡大し、週単位、場合によっては日単位で価格が動く相場環境となっている。
市中価格は、6万2000―6万3000円が一応の中心だった。ただ、実際にはこの水準を上回る高値も存在。2月以降は一部ナイモノ高の様相を呈し、高値が拡大し、週単位、場合によっては日単位で価格が動く相場環境となっている。