2004年04月14日
日本金属工業は2004年度を起点とする新中期経営計画を策定、13日発表した。「製品戦略の転換」を軸として収益性の抜本的な改善を図り、「安定配当が可能な企業体質に生まれ変わる」のが基本コンセプト。2カ年計画として、05年度の連結業績目標を売上高1050億円、経常利益40億円に設定、連結有利子負債は05年度末に500億円まで圧縮する。04年度には8期ぶりの復配をめざす。

阪和興業(北修爾社長)は、タイで2拠点目となるコイルセンターの「阪和スチールサービス(タイランド)」を本年夏頃をメドに設立する。投資金額は約7億円で2005年3月に稼働する予定。主に家電ユーザー向けに表面処理鋼板の加工・販売を行う。当面の月間販売目標は2000―3000トン。現地需要は堅調に推移しており、自社の加工拠点を持つことで、きめ細かなユーザーサービスを展開する。

新日本製鉄が13日発表した3月末時点の「ときわ会」H形鋼全国流通在庫は、前月比1・6%(3900トン)、前年同月比6・2%(1万5800トン)減少して23万9800トンになった。4カ月連続の前月実績割れ。

 新日鉄は、年明け以降急騰した市況を安定化させるため、君津製鉄所の稼働再開を予定より2日早めたほか、君津・堺両製鉄所でフル生産態勢とするなど、供給増加に努めているものの、需要の回復が顕著なことから、在庫は微減にとどまった。

韓国・POSCOの04年第1四半期(1―3月)の業績は、純利益が7200億ウォン(約6億2600万ドル)、前年同期比53・5%増となる大幅増益決算となった。同利益は四半期として過去最高。増収は輸出価格の上昇および国内価格の是正による。増益は合理化効果もあるが、前年同期比30%を超える増収が大きく寄与した。

 2四半期以降は年間契約ベースの主原料コストが大幅にアップしてくるが、同社は「輸出価格が高水準にあり、国内向けも追加値上げを実施する。2四半期は1四半期を上回る業績を計上できる」(IRチーム)としている。

新家工業(本社=大阪市中央区、柴田龍彦社長)は、ハイテン材に対応した自動車用シートレールの量産に乗り出す。このほど名古屋工場(名古屋市南区)内に、独自のロールフォーミング技術に加えて、プレパンチング技術を組み合わせた型鋼複合化ラインを完成させ、6月をメドに量産を開始する。当面は、自動車シート部材向けとして月間100トンの生産を見込んでいるが、今後は建材向けなど各種産業を含めた高性能型鋼の受注範囲拡大を図る。