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2004年12月24日(金)
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JFE商事、薄板販売の子会社2社を統合
・ 04年の鉄鋼業界、合金鉄コスト700億円増
・ NSSC、200系選別を簡易化するツールを共同開発
・ エヌケーケー条鋼、大形形鋼をJFESに移管
・ 04年11月分貿易統計、鉄鋼輸出18%増加
・ 04年の鉄鋼業界、合金鉄コスト700億円増
・ NSSC、200系選別を簡易化するツールを共同開発
・ エヌケーケー条鋼、大形形鋼をJFESに移管
・ 04年11月分貿易統計、鉄鋼輸出18%増加
JFE商事は薄板販売の子会社2社を統合する。薄板販売の地域的な展開の効率化を図るのが狙い。子会社は内外製鋼(本社=大阪市中央区、山田弘文社長)とケイ・エム・スチール(本社=岡山県倉敷市、笹田和義社長)で、来年2月1日に統合し、新会社「内外スチール」を設立する。
新会社の資本金は6000万円で、このうち、JFE商事が78・8%、残りはJFE商事の関係会社が出資する。本社は内外製鋼の現本社所在地とし、社長には山田弘文・内外製鋼社長が就任する。新会社の売上高規模は年間約50億円、人員は41人。
新会社の資本金は6000万円で、このうち、JFE商事が78・8%、残りはJFE商事の関係会社が出資する。本社は内外製鋼の現本社所在地とし、社長には山田弘文・内外製鋼社長が就任する。新会社の売上高規模は年間約50億円、人員は41人。
合金鉄相場が大きく値上がりしており、主な6品種だけで日本の鉄鋼業界の2004年の購買コストを約700億円押し上げそうだ。
足もとではフェロモリブデンが1年前から4・5倍、フェロバナジウムが3・7倍に値上がりしており、これだけで年率370億円のコストアップになる。原料炭や鉄鉱石などに比べてはるかに数量は少ないものの、こうした高値が続いた場合、05年のこれら合金鉄の購買コストが1000億円増える可能性がある。
足もとではフェロモリブデンが1年前から4・5倍、フェロバナジウムが3・7倍に値上がりしており、これだけで年率370億円のコストアップになる。原料炭や鉄鉱石などに比べてはるかに数量は少ないものの、こうした高値が続いた場合、05年のこれら合金鉄の購買コストが1000億円増える可能性がある。
新日鉄住金ステンレス(NSSC、萬谷興亜社長)とケミカル山本(本社=広島市、山本正登社長)は22日、200系ステンレス鋼中のマンガンを簡易に検出できるツール「YM式マンガンチェッカー」を共同開発したと発表した。
非磁性で見分けのつきにくい300系と200系ステンレスの選別を簡易化し、200系の「適正な品質表示」や「300系とのスクラップ分別」を促進するのが狙い。「200系の管理を正確に行い、ステンレス産業に正しく組み込む」(星弘充NSSC取締役)考えだ。
非磁性で見分けのつきにくい300系と200系ステンレスの選別を簡易化し、200系の「適正な品質表示」や「300系とのスクラップ分別」を促進するのが狙い。「200系の管理を正確に行い、ステンレス産業に正しく組み込む」(星弘充NSSC取締役)考えだ。
エヌケーケー条鋼は21日開いた取締役会で福山製造所の大形形鋼事業をJFEスチールに移管するとともに、社名を『JFE条鋼』に変更することを決めた、と22日発表した。JFEグループの事業再編の一環で、いずれも05年4月1日付。来年2月中旬に臨時株主総会を開き、社名変更に伴う定款変更と、事業移管(吸収分割方式)の承認を行う。
財務省は22日、2004年11月分貿易統計を発表した。輸出は5兆1550億円(前年同月比13・4%増)、輸入が4兆5530億円(同28%増)と増加したものの、貿易バランスは6020億円(同39・2%減)の黒字となった。
輸出は12カ月連続、輸入が9カ月連続の増加に対し、黒字額は3カ月ぶりに減少した。鉄鋼は輸出が294万7000トン(同18・5%増)、金額2368億7200万円(同50・1%増)、輸入が68万9702トン(同47・1%増)、634億6900万円(同102・9%増)といずれも前年同月を上回った。