|
2005年05月18日(水)
・
メガスチール、冷延鋼板 営業生産へ
・ JFE商事HD、連結営業利益267億円
・ JFE条鋼、経常益 5期連続で過去最高更新
・ 米ミッタル、収益力 ニューコアに並ぶ
・ 摂津鋼材、無塗油板加工を強化
・ JFE商事HD、連結営業利益267億円
・ JFE条鋼、経常益 5期連続で過去最高更新
・ 米ミッタル、収益力 ニューコアに並ぶ
・ 摂津鋼材、無塗油板加工を強化
マレーシア唯一の熱延鋼板メーカー、メガスチールは6月から冷延鋼板ラインの営業生産を開始する。年産能力140万トンのタンデムミルを昨年半ばに新設し、テストランを進めてきた。冷延進出は国内3社目、ASEANで最大の冷延メーカーとなる。
国内冷延市場は好調で国内生産は伸びているが、世界的な需給のひっ迫から輸入は減少しており、当面輸入代替となる見込み。国内冷延市場と同規模のメガスチールの参入は、国内だけでなくASEANのマーケットに影響を与えそうだ。
国内冷延市場は好調で国内生産は伸びているが、世界的な需給のひっ迫から輸入は減少しており、当面輸入代替となる見込み。国内冷延市場と同規模のメガスチールの参入は、国内だけでなくASEANのマーケットに影響を与えそうだ。
JFE商事ホールディングスは17日、2005年3月期の連結経常利益が267億円、純利益が154億円となったと発表した。川鉄商事およびエヌケーケートレーディングの単純合算の過去最高である経常利益152億円、純利益70億円を大幅に上回った。
JFE条鋼は17日、2005年3月期決算(単独)の経常利益が前期比で4・4倍の284億1300万円となったと発表した。00年3月期以来5期連続で過去最高を更新。需要見合いの生産に徹し、販売価格の引き上げや、陥没価格の是正が進んだことが大幅な収益増に寄与した。
また、同社は借入金残高が設立時の99年に1985億円あったが、05年3月期は751億5400万円に減少。D/Eレシオ(株主資本に対する有利子負債倍率)は0・91と1を切るレベルに改善した。今期は500億円前後に圧縮する予定。
また、同社は借入金残高が設立時の99年に1985億円あったが、05年3月期は751億5400万円に減少。D/Eレシオ(株主資本に対する有利子負債倍率)は0・91と1を切るレベルに改善した。今期は500億円前後に圧縮する予定。
鉄鋼最大手の蘭ミッタル・スチールの米国事業、ミッタル・スチールUSAが米ニューコアに並ぶ収益力を持つことが明らかになった。統合する企業を合算した1―3月の営業利益は5億2100万ドルとニューコアの税引き前利益5億5000万ドルに匹敵する。USスチールを含めた3大メーカーの国内出荷シェアは50%を超え、米鉄鋼業は再編統合で集約した3強の時代を迎えた。
摂津鋼材(本社=大阪府大東市、山中寿史社長)は昨年6月に最新鋭のレベラー設備(米盛鉄工所製)を導入したが、同設備の加工量は本年に入り、安定的に月間800トン(1直)をマークし、ほぼフル稼働となっている。
ここ数年、高級鋼板の加工強化、精度の向上に注力しており、同設備の導入もその一環。現在、同設備ではカラー鋼板を主体に無塗油の鋼板を月間800トン加工しているが、今後は加工量を月間1000トンまで引き上げていく方針。
ここ数年、高級鋼板の加工強化、精度の向上に注力しており、同設備の導入もその一環。現在、同設備ではカラー鋼板を主体に無塗油の鋼板を月間800トン加工しているが、今後は加工量を月間1000トンまで引き上げていく方針。