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2006年08月07日(月)
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伯CSN米事業、ウィーリングと統合
・ 住金、タイ電磁鋼板加工拠点 プレス能力50%増強
・ 異形棒1000円値上げ 東京・電炉
・ 関東電炉・鉄スクラップ購入価格 炉休映し下げ局面
・ JFEエンジニアリング、環境事業 子会社に継承
・ 住金、タイ電磁鋼板加工拠点 プレス能力50%増強
・ 異形棒1000円値上げ 東京・電炉
・ 関東電炉・鉄スクラップ購入価格 炉休映し下げ局面
・ JFEエンジニアリング、環境事業 子会社に継承
伯鉄鋼大手のCSNは3日、米鋼板単圧子会社と米高炉メーカーのウィーリング―ピッツバーグを統合することでウィーリング側と合意したと発表した。CSNは米事業を現物出資してウィーリングの49・5%を保有し、2億2500万ドル(258億円)の融資を株式化することで過半数を支配する可能性がある。
ウィーリングの熱延ミルの年産能力を60万ネットトン増の400万Nトンとするなど増強する計画。CSNはスラブを10年契約で安定供給する下工程を確保するとともに、北米の上工程に進出する。
ウィーリングの熱延ミルの年産能力を60万ネットトン増の400万Nトンとするなど増強する計画。CSNはスラブを10年契約で安定供給する下工程を確保するとともに、北米の上工程に進出する。
住友金属工業はタイで電磁鋼板のプレス加工能力を50%増強する。関連会社のタイ・スミロックス(アユタヤ県ロジャナ工業団地、時田昌久社長)でプレス設備を増設し、2次加工能力を引き上げるもので、日系のコンプレッサーメーカーなどに対するモーターコアの供給能力を広げ、ユーザーサービスの向上を図る。すでに増設工事に着手しており、稼働は来年1月の予定。
東京地区の小棒電炉メーカー各社は8月契約分から、異形棒鋼の販売価格をトン当たり1000円値上げする。需給ひっ迫に加え、H形鋼など同じ建設用鋼材との格差是正を進める。
メーカー各社は5月に2000円、6月に1000円値上げした。今回の値上げが浸透すると、地区市況は、昨年6月以来約1年2カ月ぶりにベースサイズ(異形19ミリ)でトン6万円台乗せが視野に入る。
メーカー各社は5月に2000円、6月に1000円値上げした。今回の値上げが浸透すると、地区市況は、昨年6月以来約1年2カ月ぶりにベースサイズ(異形19ミリ)でトン6万円台乗せが視野に入る。
関東地区電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格は下げ局面を迎えている。直近のメーカー購入価格はH2でトン2万5500―2万6000円前後、高値2万7000円で弱含みで推移している。7月から開始した電炉メーカーの夏季減産や定期修理による工場炉休が要因だ。
関東地区電炉メーカー各社の鉄スクラップ入荷は使用量見合いで推移している。このため、地区電炉メーカー全体の鉄スクラップ在庫量は徐々に増加している模様。
関東地区電炉メーカー各社の鉄スクラップ入荷は使用量見合いで推移している。このため、地区電炉メーカー全体の鉄スクラップ在庫量は徐々に増加している模様。
JFEエンジニアリングは、本年10月1日付で環境エンジニアリング事業を会社分割して、その事業を100%子会社のJFEプラント&サービス(JFEP&S)に継承させる。
現状の環境エンジニアリング事業は、発注量の低迷、価格競争力の激化などの厳しい事業環境に直面している。今回の統合により、この状況に対処し、今後の環境事業分野でのトータルソリューションの提供を加速させるため、計画・設計・施工からメンテナンスまで一体となった効率的な事業運営体制の実現をめざす。
現状の環境エンジニアリング事業は、発注量の低迷、価格競争力の激化などの厳しい事業環境に直面している。今回の統合により、この状況に対処し、今後の環境事業分野でのトータルソリューションの提供を加速させるため、計画・設計・施工からメンテナンスまで一体となった効率的な事業運営体制の実現をめざす。