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2006年12月08日(金)
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POSCO、ステンレス事業 タイノックスと戦略提携
・ JFEスチール、新型高潤滑性鋼板を量産
・ 関東輸出価格、鉄スクラップ 過去最高2万9600円
・ アルセロール・ミッタル、独形鋼子会社を売却
・ 阪和興業、海外取組み強化=自動車・ゼネコン
・ JFEスチール、新型高潤滑性鋼板を量産
・ 関東輸出価格、鉄スクラップ 過去最高2万9600円
・ アルセロール・ミッタル、独形鋼子会社を売却
・ 阪和興業、海外取組み強化=自動車・ゼネコン
韓国のPOSCOは6日、タイのステンレス冷延メーカー、タイノックスとステンレス事業の戦略提携で覚書を交わしたと発表した。
POSCOはタイノックスのステンレス熱延所要量の80%を供給する一方、タイノックスのステンレス冷延輸出を支援する。POSCOはタイノックス株15%を取得し、2位の大株主になる。POSCOはステンレス熱延供給を2008年時点で20万トンまで増やし、中国拠点の上工程稼働で拡大した熱延生産の向け先を安定確保する狙いだ。
POSCOはタイノックスのステンレス熱延所要量の80%を供給する一方、タイノックスのステンレス冷延輸出を支援する。POSCOはタイノックス株15%を取得し、2位の大株主になる。POSCOはステンレス熱延供給を2008年時点で20万トンまで増やし、中国拠点の上工程稼働で拡大した熱延生産の向け先を安定確保する狙いだ。
JFEスチールは7日、高いプレス成形性を持ち環境にも優しい自動車用の高潤滑性GA鋼板「JAZ(JFE・アドバンスト・ジンク)」の量産を開始したと発表した。
「JAZ」はサイドパネルやフェンダーなど成形が難しい車体の外板・内板に適用が可能なGA(合金化溶融亜鉛めっき)鋼板。東日本製鉄所(千葉地区)、西日本製鉄所(福山地区)の2拠点での量産体制を確立し、国内主要自動車メーカー向けの供給を本格化している。
「JAZ」はサイドパネルやフェンダーなど成形が難しい車体の外板・内板に適用が可能なGA(合金化溶融亜鉛めっき)鋼板。東日本製鉄所(千葉地区)、西日本製鉄所(福山地区)の2拠点での量産体制を確立し、国内主要自動車メーカー向けの供給を本格化している。
関東鉄源協同組合(理事長=渡辺淳・丸和商事社長)が7日に行った1月積み鉄スクラップ輸出入札(H2)の平均落札価格が組合設立以来最高値のFASトン2万9603円となった。国内炉前価格の高騰、韓国電炉メーカー現代製鉄向けの新規輸出成約価格が上昇していることが背景にある。
鉄鋼最大手のアルセロール・ミッタルは6日、ドイツの形鋼子会社、SWTをスペインの鉄鋼メーカー、グルポ・アルフォンソ・ガジャルドに5億9100万ユーロ(906億円)で売却することで合意したと発表した。合併に伴う独占禁止法当局との合意に基づいて資産を売却する。
阪和興業は、海外での自動車向けやゼネコン向けの取り組みを強化する。中国・華東地区にある普通鋼とステンレスコイルセンターの長富不銹鋼中心(蘇州)は全面移転し、加工能力を約70%拡大。華南地区にある普通鋼コイルセンターの阪和鋼板加工(東莞)は自動車対応を視野に入れて広い工場用地を所有している。
現在は第1期工事が完成しているが、将来は第3期工事まで計画しており、現状より60%以上の増産が可能な体制となっている。海外ゼネコン向け対応では、10月1日付で「海外プロジェクト室」を設置した。
現在は第1期工事が完成しているが、将来は第3期工事まで計画しており、現状より60%以上の増産が可能な体制となっている。海外ゼネコン向け対応では、10月1日付で「海外プロジェクト室」を設置した。