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2007年01月16日(火)
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現代製鉄、日本産鉄スクラップ 20万トン契約
・ 日立金属・NEOMAX、4月1日に合併
・ 新日鉄、CO2排出権を国連に申請 CDM活用
・ 一般形鋼市況、東京 上伸機運高まる
・ POSCO、冷延ミル120万トンに拡大
・ 日立金属・NEOMAX、4月1日に合併
・ 新日鉄、CO2排出権を国連に申請 CDM活用
・ 一般形鋼市況、東京 上伸機運高まる
・ POSCO、冷延ミル120万トンに拡大
韓国鉄鋼メーカー現代製鉄は、先週10日に実施した購買入札で日本産鉄スクラップを約20万トン契約した。日本からの船積み期限は2月10日。同社は唐津工場のA地区熱延工場第2電炉の再稼働にともない、年間生産量を80万トン増産する。これを受けて国外からの鉄スクラップ調達量を年間20万―30万トン増量する計画を立てている。
ここ最近、日本国内の相場が高騰している影響を受け、新規の輸出成約が結ばれていない状況が続いていた。今回の契約は、ここ1カ月間表立った動きのない関東地区相場に影響を与えることは間違いないだろう。
ここ最近、日本国内の相場が高騰している影響を受け、新規の輸出成約が結ばれていない状況が続いていた。今回の契約は、ここ1カ月間表立った動きのない関東地区相場に影響を与えることは間違いないだろう。
日立金属は15日、本年4月1日付でマグネット、セラミックスなどを手掛ける同社グループ企業のNEOMAX(ネオマックス)を吸収合併することで合併契約書を締結したと発表した。合併は日立を存続会社に、NEOMAXを消滅会社とし、合併比率は日立1、NEOMAX2とする。
日立金属グループの基盤強化として電子・情報部品部門の磁性材料事業で経営資源を一体化、研究開発、生産、海外展開でシナジー効果を狙う。とくに企業価値向上の観点から組織再編を通じて完全経営統合を図るとこが最善と判断した。
ハードフェライトやネオジム磁石などで世界市場の30―40%のシェアを擁するなどマグネットで高い競争力を持ち、完全合併によって磁性材料でグローバルトップを狙い事業高度化を進める。
日立金属グループの基盤強化として電子・情報部品部門の磁性材料事業で経営資源を一体化、研究開発、生産、海外展開でシナジー効果を狙う。とくに企業価値向上の観点から組織再編を通じて完全経営統合を図るとこが最善と判断した。
ハードフェライトやネオジム磁石などで世界市場の30―40%のシェアを擁するなどマグネットで高い競争力を持ち、完全合併によって磁性材料でグローバルトップを狙い事業高度化を進める。
新日本製鉄は昨年3月に中国・首都鋼鉄の関連会社から受注したコークス乾式消火設備(CDQ)を通じ削減される二酸化炭素(CO2)を、クリーン開発メカニズム(CDM)を活用し自社の排出権として獲得する、「温室効果ガス排出権取得プロジェクト」として、今月中にも国連に承認申請する。
東京地区の一般形鋼市況はメーカーが昨年末、販売価格の値上げを発表したことを受け、強含みで正月明けの商売をスタートした。市中への引き合いは小口が中心なものの、昨年末に比べ伸びてきているという。流通筋は今週からユーザーに対し、各品種トン当たり2000円値上げのアナウンスを始めており、市況が上伸する機運が高まってきた。
韓国のPOSCOは当初年産70万トンだったベトナムの冷延ミル新設計画を120万トンに拡大する方針を決めた。2009年に生産を開始する。