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2007年04月09日(月)
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H形内需390万トン 新日鉄07年度見通し
・ 住金、シームレス鋼管 最先端商品を拡販
・ 印SAIL・ビライ製鉄所、粗鋼能力700万トンへ
・ 鈴木金属工業、弁・懸架ばね用OT線 約6%増産
・ 鞍山鋼鉄、対日熱延コイル値上げ
・ 住金、シームレス鋼管 最先端商品を拡販
・ 印SAIL・ビライ製鉄所、粗鋼能力700万トンへ
・ 鈴木金属工業、弁・懸架ばね用OT線 約6%増産
・ 鞍山鋼鉄、対日熱延コイル値上げ
新日本製鉄によると、2007年度のH形鋼の国内需要は390万トンと前年比10万トン程度減少する。06年度は400万トンと05年度の360万トンから大きく伸びたが、基本的な需要環境は06、07年度ともほぼ同様に堅調と予想している。
国際市況の上昇や鉄源高のなかで新日鉄では市場追随の追加値上げを視野に入れており、慎重な供給態勢を継続することで、適正な需給バランスを維持したい考えだ。
国際市況の上昇や鉄源高のなかで新日鉄では市場追随の追加値上げを視野に入れており、慎重な供給態勢を継続することで、適正な需給バランスを維持したい考えだ。
住友金属工業は今中期計画(2006年4月―09年3月)の最終年度に、シームレス鋼管の最先端商品(スーパーハイアロイ油井管、13%クロム油井管、耐食性合金鋼油井管)の販売量を2006年度販売実績見込み比33%増の年間20万トンまで引き上げる。
製品別の内訳はスーパーハイアロイで同比33%増の年間2万トンに、13%クロムで同比10%強増の年間10万トンに、耐食性合金鋼(耐サワー鋼)で同比77%増の年間8万トンを予定。
製品別の内訳はスーパーハイアロイで同比33%増の年間2万トンに、13%クロムで同比10%強増の年間10万トンに、耐食性合金鋼(耐サワー鋼)で同比77%増の年間8万トンを予定。
印国営鉄鋼最大手、スチール・オーソリティ・オブ・インディア(SAIL)はこのほど、ビライ製鉄所の近代化と年間粗鋼生産700万トンへの能力アップを決め、1126億2000万ルピー(約3040億円)を投資すると発表した。
現在393万トンの粗鋼生産能力を持つビライ製鉄所の拡張は、2010年までに全社粗鋼約2300万トンの粗鋼能力をめざす成長戦略の一環。
現在393万トンの粗鋼生産能力を持つビライ製鉄所の拡張は、2010年までに全社粗鋼約2300万トンの粗鋼能力をめざす成長戦略の一環。
新日本製鉄グループの特殊鋼線メーカー、鈴木金属工業は、弁ばね用、懸架ばね用オイルテンパー線(OT線)を中心に2007年度の生産を前年比5・7%増の約10万4000トンに増やす。
本年3月末に習志野工場に高周波誘導加熱炉(IQT)と伸線機を導入し、弁ばね材の生産能力を21%増強。100%子会社ムロランスズキにも5月をめどにIQTを導入、伸線機を更新し、懸架ばね用OT線の生産能力を41%引き上げる。弁ばね、懸架ばね用OT線製造設備ともに、導入から1カ月以内のフル稼働をめざす。
本年3月末に習志野工場に高周波誘導加熱炉(IQT)と伸線機を導入し、弁ばね材の生産能力を21%増強。100%子会社ムロランスズキにも5月をめどにIQTを導入、伸線機を更新し、懸架ばね用OT線の生産能力を41%引き上げる。弁ばね、懸架ばね用OT線製造設備ともに、導入から1カ月以内のフル稼働をめざす。
鞍山鋼鉄は日本向けの6月積みの熱延コイル価格を1500円引き上げ、6万8500円(CIFベース)とする、と取扱業者に通達した。同社の熱延コイルの日本向けの値上げは3月積み以降、4カ月連続のこととなる。