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2007年06月08日(金)
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大和工業、中東に進出=H形鋼合弁設立
・ 高炉各社が減産検討 国内向け薄板
・ 米CSI、熱延ミル100万トン拡張
・ 大同特殊鋼、総合エンジ会社設立
・ POSCOの大阪薄板拠点 今月下旬にも本稼働
・ 高炉各社が減産検討 国内向け薄板
・ 米CSI、熱延ミル100万トン拡張
・ 大同特殊鋼、総合エンジ会社設立
・ POSCOの大阪薄板拠点 今月下旬にも本稼働
大和工業(井上浩行社長)は7日開催の取締役会で、ガルフ・インベストメント・コーポレーション(GIC、本社=クウェート)の子会社であるガルフ・インダストリアル・インベストメント(GIIC、本社=バーレーン)との間で合弁会社設立に関する基本合意書を締結、具体的検討に入ることを決議した。
大和工業はこれまで鉄鋼事業では国内だけにとどまらず、アメリカ、タイ、韓国とグローバルに事業展開を進めてきたが、次の進出先を検討した結果、中東地域が有望と判断。ペルシャ湾岸6カ国政府の共同出資で設立されたGICの子会社であるGIICとの間で、中東地域において直接還元鉄からH形鋼までの一貫工場を建設、製造・販売することを目的とした基本合意書を取り交わした。
大和工業はこれまで鉄鋼事業では国内だけにとどまらず、アメリカ、タイ、韓国とグローバルに事業展開を進めてきたが、次の進出先を検討した結果、中東地域が有望と判断。ペルシャ湾岸6カ国政府の共同出資で設立されたGICの子会社であるGIICとの間で、中東地域において直接還元鉄からH形鋼までの一貫工場を建設、製造・販売することを目的とした基本合意書を取り交わした。
高炉メーカー各社は国内向け薄板の減産の検討に入った。4月の自動車生産が国内販売の低迷の影響などから前年同月比3・8%減になったのをはじめ、建築関連でも発注が遅れている気配があり、想定計画に比べ需要が低調に推移しているためだ。4月末の薄板3品在庫が2カ月連続増の407万トンになったこともあり、需給緩和に対する警戒感を強めている。
JFEスチールと鉄鉱最大手の伯リオドセ(CVRD)の折半出資鋼板単圧メーカー、カリフォルニア・スチール・インダストリーズ(CSI)は6日、6000万ドル(73億円)を投じて熱延ミルの年産能力を100万ショートトン増の300万Sトンに拡張すると発表した。
加熱炉を新設し、24カ月後に稼働する。冷延以下の工程をフルに活用し、米西海岸唯一の熱延薄板メーカーとして現地の需要拡大に応える狙いだ。
加熱炉を新設し、24カ月後に稼働する。冷延以下の工程をフルに活用し、米西海岸唯一の熱延薄板メーカーとして現地の需要拡大に応える狙いだ。
【名古屋】大同特殊鋼は7日、連結子会社の大同機械製作所(名古屋市南区滝春町9、山岸徹夫社長)と大同テクニカ(愛知県東海市元浜町39、横尾健次郎社長)の設備事業部門を統合し、7月1日付で総合設備エンジニアリング会社「大同マシナリー」を設立すると発表した。
今回の統合は、グループ内の2社に分散している設備機能(エンジニアリングとメンテナンス)を集約することで、生産設備の開発・設計・製作からメンテナンス・改造まで一貫対応できる体制を構築することが狙い。
今回の統合は、グループ内の2社に分散している設備機能(エンジニアリングとメンテナンス)を集約することで、生産設備の開発・設計・製作からメンテナンス・改造まで一貫対応できる体制を構築することが狙い。
韓国のPOSCOは大阪地区にコイルセンターの開設を進めていたが、来週にも作業は完了し、今月下旬には工場を本格稼働させる予定。
具体的にはPOSCOの関連会社の「POS―OPC」が大阪府泉大津市の助松倉庫内に薄板加工設備(大型スリッター2基)の新設、クレーン設備の増強、新事務所の建設を行っていたもの。稼働後は製鉄所の薄板精整を主体に、月間8000―9000トンの薄板加工をめざす。
具体的にはPOSCOの関連会社の「POS―OPC」が大阪府泉大津市の助松倉庫内に薄板加工設備(大型スリッター2基)の新設、クレーン設備の増強、新事務所の建設を行っていたもの。稼働後は製鉄所の薄板精整を主体に、月間8000―9000トンの薄板加工をめざす。