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2007年07月23日(月)
韓国のPOSCOは20日、光陽製鉄所に年産200万トン規模の厚板ミルを新設すると発表した。製鋼工場の増強と合わせて1兆7910億ウォン(2386億円)を投じ、2010年7月に完工する。
浦項製鉄所の既存ミルと合わせた厚板の年産能力は11年時点で80%増の700万トンになる。造船など韓国内の厚板需要が10年までに420万トン増えると見て、320万トンの能力増強で応じ、高級厚板を安定供給して国内製造業の競争力を支える。
浦項製鉄所の既存ミルと合わせた厚板の年産能力は11年時点で80%増の700万トンになる。造船など韓国内の厚板需要が10年までに420万トン増えると見て、320万トンの能力増強で応じ、高級厚板を安定供給して国内製造業の競争力を支える。
【高雄20日=天野充造】中国鋼鉄(CSC)は今年1月から、高雄製鉄所内の線材工場の更新を行っているが、完成は2010年9月ごろを予定している。今回の更新は線材製品の能力増強に加え、ローアロイやハイテンション材などの高級製品の生産強化が目的で、投下金額は67億台湾ドル前後(円換算=250億円前後)。
生産能力については現状の年間70万トンから年間100万トンに引き上げる。また、線材の高級製品のウエートは現在、30%だが、これを40%以上にしていく。
生産能力については現状の年間70万トンから年間100万トンに引き上げる。また、線材の高級製品のウエートは現在、30%だが、これを40%以上にしていく。
神戸製鋼所の100%子会社で世界最大の直接還元鉄プラントメーカー、米ミドレックス・テクノロジーズと世界最大の製鉄プラントメーカー、独SMSデマーグはこのほど戦略提携契約を締結した。
ミドレックスの還元鉄プロセスとSMSの電炉―製鋼・圧延プロセスを組み合わせることで「省エネタイプのコスト競争力を持つ高級熱延薄板ミニミルのコンセプトを作り上げ、マーケットを共同開拓する」(SMS)のが狙いだ。
ミドレックスの還元鉄プロセスとSMSの電炉―製鋼・圧延プロセスを組み合わせることで「省エネタイプのコスト競争力を持つ高級熱延薄板ミニミルのコンセプトを作り上げ、マーケットを共同開拓する」(SMS)のが狙いだ。
韓国鉄鋼メーカーの現代製鉄は日本産鉄スクラップ(H2)の購入価格を据え置き、新断とHSに関してはそれぞれ500円ほど引き下げた。
18日に行われた日本産鉄スクラップ購買入札で、現代製鉄は日本の商社、鉄スクラップディーラーに対して、H2を前回比横ばいのトン3万6500円前後(FOB、以下ともに)、新断スクラップを500円安のトン4万2500円前後、HSを500円安のトン3万9000円前後でカウンタービッドを提示した。
18日に行われた日本産鉄スクラップ購買入札で、現代製鉄は日本の商社、鉄スクラップディーラーに対して、H2を前回比横ばいのトン3万6500円前後(FOB、以下ともに)、新断スクラップを500円安のトン4万2500円前後、HSを500円安のトン3万9000円前後でカウンタービッドを提示した。
【高雄20日=天野充造】中国鋼鉄(CSC)グループの中鴻鋼鉄は来年10―12月完成をめどに、本社工場の冷延ラインの大幅改造と部分的な設備増強を行い、冷延コイルの生産能力と製品品質の向上を図る。
具体的には冷延ラインに新しいリコイラーラインの導入、後工程の焼鈍設備の増設、制御コントロールの自動化を行うもので、投下金額はトータルで8億台湾ドル前後(円換算=32億円前後)を計画。
具体的には冷延ラインに新しいリコイラーラインの導入、後工程の焼鈍設備の増設、制御コントロールの自動化を行うもので、投下金額はトータルで8億台湾ドル前後(円換算=32億円前後)を計画。