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2007年09月12日(水)
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住友金属、高強度造船厚板を開発
・ 関東鉄源協、輸出価格が最高値
・ ときわ会在庫 3カ月連続減少
・ 中部鋼鈑、新日鉄製シートカット品の供給開始
・ アルセ・ミッタル、2012年出荷1.3億トンへ
・ 関東鉄源協、輸出価格が最高値
・ ときわ会在庫 3カ月連続減少
・ 中部鋼鈑、新日鉄製シートカット品の供給開始
・ アルセ・ミッタル、2012年出荷1.3億トンへ
住友金属工業は、耐疲労特性を向上させる独自のFCA鋼製造技術を応用した降伏応力(YP)47キロ級の高強度造船用厚鋼板を開発した。
高い靭性と溶接性を確保しながら、疲労寿命を2倍以上に延長できる。コンテナ船の大型化が進む中で高強度鋼板のニーズが一層高まる傾向にあることから、同社としては疲労特性により優れた高強度鋼板として拡販を進めていく方針だ。
高い靭性と溶接性を確保しながら、疲労寿命を2倍以上に延長できる。コンテナ船の大型化が進む中で高強度鋼板のニーズが一層高まる傾向にあることから、同社としては疲労特性により優れた高強度鋼板として拡販を進めていく方針だ。
関東鉄源協同組合(理事長=渡辺淳・丸和商事社長)が11日実施した鉄スクラップ輸出入札(H2)の平均落札価格は、前回比1205円高のFASトン3万7928円となり2カ月連続で過去最高値を更新した。前回の入札時と比較して東アジア向けの輸出成約価格が上昇したことが背景にある。
新日本製鉄が11日発表した8月末のときわ会H形鋼流通在庫実績によると、全国在庫は前月比0・9%減の25万3200トンと、3カ月連続で減少した。新日鉄では、盆休みの影響で出庫は減少したが、入庫も低位で在庫が減少したとしている。東京地区の在庫は5万9200トンと6・1%増加した。7月に予定していた入庫が8月にずれ込んだことが影響した。
中部鋼鈑はこのほど、新日本製鉄との戦略的提携の一環として、中部鋼鈑ユーザーへの新日鉄製シートカット品の供給を開始した。厚板供給がタイトななか中部鋼鈑で生産性が低い板厚9―12ミリサイズについて、新日鉄の生産応援を得るもので、数量は月間1500トン程度、品種は無規格材でスタート。
今後、ミルシートやシステムに関する課題を検討し、最終的には月間2000トン程度に数量を伸ばし、品種についてもSSクラスの規格材に拡大していく考えだ。
今後、ミルシートやシステムに関する課題を検討し、最終的には月間2000トン程度に数量を伸ばし、品種についてもSSクラスの規格材に拡大していく考えだ。
鉄鋼最大手のアルセロール・ミッタルは11日、2012年の鋼材出荷量を1億3100万トンと06年比20%拡大する方針を発表した。内部成長や新規製鉄所建設、買収を通じて実現する考え。南米、アフリカ、東欧、独立国家共同体(CIS)諸国を中心に低コスト操業が強みの発展途上国で主に能力を拡大する。製品の高付加価値化、鉱山から流通までの一貫供給網の強化と合わせて成長をめざす考えだ。