2013年11月27日

中国・河北省政府、高炉・転炉26基を廃棄

 中国の河北省政府が24日、省内の鉄鋼8社が持つ合計高炉10基と転炉16基を廃棄すると発表した。鉄鋼生産国内最大の同省は、2017年末までに鉄鋼企業を15社に統合して年産能力を6000万トン以上削減する計画を公表していたが、今回初めて河北鋼鉄集団傘下の承徳鋼鉄など企業名を上げ、より詳細に計画を示した。11月中旬開催の共産党中央委員会第3回全体会議後に示された鉄鋼産業改革案の初のケース。中央政府主導による鉄鋼産業の構造改革が今後、各地域で具体化しそうだ。