2014年3月31日

疑わしき中国粗鋼生産、1―2月累計前期調整分組み入れ 統計曖昧、傾向に狂いも

 中国国家統計局による1―2月累計の粗鋼生産量が疑問を呼んでいる。日当たりの生産量は前年11―12月に減少していたが、1―2月累計では12月比10・2%増え過去最高を記録。急増の理由について、10―12月統計の調整分あるいは2013年に地方政府が過少報告していた生産分を1―2月統計に組み入れたとの見方がある。調整が加わったとすれば、傾向の把握に狂いが生じる。李克強首相が疑うとされる統計の曖昧さは鉄鋼業の姿を不確かにし、企業判断を乱しかねない。







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