2020年7月29日

中国鉄鋼需給に暗雲 新規能力8000万トン、20年稼働開始

中国の鉄鋼需給が不安視されている。需要の持続性が注視されるなか、2020年に年産8000万トンの新規能力が稼働を始めるためだ。「短期のうちに集中して能力が開放される。供給が需要を再び上回る可能性があり、新型コロナウイルスの影響で減速する国内外の市場が大きな衝撃から逃れるのは難しい」と政府系シンクタンク、冶金工業規画研究院の李新創党委書記は警鐘を鳴らす。政府の景気対策を弾みに鉄鋼投資が過熱しており、供給の過剰化が長期化する恐れもある。

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