2009年1月16日

アルミ地金需給見通し、09年も供給過剰80万トン

 三井物産(非鉄原料第二部アルミ営業室)は、「アルミ新地金市場回顧と展望」をまとめ、2009年の供給が4117万4000トン(対前年比1・7%増)、需要4037万6000トン(同3・3%増)となり、79万8000トンの供給過剰と予測した。

 依然としてオーバーサプライ状態ではあるものの、需給が大きく緩んだ前年に比べ、生産を絞り込む動きが進む。一方、本年のロンドン金属取引所(LME)アルミ相場(3カ月先物)は、1200―2300ドルのレンジ内で推移すると予想。相場は年後半に向けて、回復基調で推移するとみている。