2009年6月26日

伸銅メーカー、実稼働能力が2割減 10年で最低水準

 日本伸銅協会がこのほどまとめた2009年3月時点の伸銅メーカーの実稼働能力は7万5900トンで、前年同月に比べ20・9%減少した。昨年後半からの需要急減を受け、板条メーカーを中心に従業員を休業させたり関係会社の人員体制を見直したりする動きが広がったためとみられる。

 「実稼働能力」は現在の人員で設備を動かした場合の生産能力。日本伸銅協会が国内54社を対象に調査した。その結果、今年3月時点の実稼働能力は前年同月(9万5900トン)を2万トン下回り、過去10年間で最低となった。同協会によると、1年で2万トン減少したのは前例がない。







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