2010年11月15日

電線5社、2年ぶり全社経常黒字 コスト低減奏功

 国内大手電線メーカー5社の2010年9月中間期連結決算は、半期ベースで08年9月中間期以来、2年ぶりの全社経常黒字となった。コスト低減施策で収益体質を強化したところに、エレクトロニクス・自動車関連需要の急回復が重なった。フジクラ以外の4社は、前年同期の経常赤字から黒字に転換した。

 下半期は国内自動車市場の減速、エレクトロニクス関連製品の一部在庫調整、円高などの減益要因を織り込むが、全体的には堅調な販売環境が続くとして、通期業績予想を据え置き、あるいは小幅の下方修正にとどめた。







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