2011年12月28日

銅製錬向けスクラップ、需給タイト化懸念

 銅の製錬工程で使用される低品位銅スクラップ(下銅)の、需給タイト化が懸念されている。発生源となる建築物の解体件数が低迷しているため、下銅は足元でもタイトな状況にある。

 炉修後の立ち上げ遅れがうわさされている住友金属鉱山の東予工場(愛媛県)の操業が本格化すれば、来年1月以降、需給が一段とひっ迫する可能性がある。原料問屋には、需給のタイト化を見込んで玉を手当てした向きもあるが、年明け以降の集荷を懸念する声も強い。







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