2014年6月30日

ニッケル需要、高含有品へ波及遅く LME在庫30万トン続く

ロンドン金属取引所(LME)のニッケル在庫が、史上最大量の30万トン台にとどまっている。インドネシアの鉱石禁輸政策でニッケル世界需給の引き締まりが予測される一方、需給指標の取引所在庫は漸増基調を崩さない。この矛盾の理由として、地金に代表されるニッケル高含有品と、フェロニッケル、ニッケル銑鉄といった低含有品との、需給タイト感の差が指摘されている。市場の引き合いがまだ高含有品にまで及ばず、LME指定倉庫に持ち込まれているようだ。







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