2016年2月18日

住商見通し、17年アルミ地金不足 米減産 中国調整進む

 住友商事がこのほど発表した「アルミ地金2015―16年回顧と展望」によれば、16年から供給が大きく減少するため、世界のアルミ需給は17年に63万1000トンの不足に転じると予測している。16年の供給は前年比1・8%増、17―18年も3・0%前後の伸びにとどまる。ドル高の影響から米国では減産が相次いでおり、中国の生産調整も進んでいくとみられる。世界需要は4%以上の伸びを維持する見通し。