2017年7月31日

住友金属鉱山、車載電池正極材を増強

 住友金属鉱山は28日、リチウムイオン二次電池(LiB)の正極材に使われるニッケル酸リチウムの生産能力を月4550トンに引き上げると発表した。足元の能力は月1850トン。昨秋に月3550トン体制への大規模な増強を発表していたが、さらに約40億円を投じて磯浦工場(愛媛県新居浜市)に生産設備を追加する。18年6月に完成予定。主要納入先のパナソニックが電池の生産を拡大するため、増量要請に応える。