2018年5月11日

米アルコアと英リオ、新アルミ製錬法へ合弁

  米アルコアと英リオ・ティント・グループは10日、アルミの製錬工程から温室効果ガスの直接排出をなくす技術の商業化を目指すための合弁会社を設立したと発表した。アルミナを電気分解してアルミ新地金を造る従来の製錬法は大量の電力が必要で、間接的に温室効果ガスの排出につながっているほか、電解には炭素電極を用いるため直接的な二酸化炭素の排出も大きいとされる。アルコアが開発した新工程は炭素の代わりに電動材料を電極に使用するため、二酸化炭素ではなく酸素が放出される。2024年の商業化を目指す。