2019年8月8日

金価格 国内40年ぶり高値

国内の金地金が約40年ぶりの価格水準へと上昇している。田中貴金属工業によると、7日の小売価格は税抜きグラム5080円の高値を付けた。米中貿易摩擦が激化するとの懸念や、株価の急落などマーケットが不安定な中では、比較的安全な資産とみられている金に買いが入りやすい。価格上昇を受け「6月半ばに買取価格が5000円を超えたこともあり、金の売却を目的とする来店数は1―5月の平均に比べ約2倍となった」(田中貴金属工業)と、売買が活発になっている。