東邦チタ 海外とスポンジ販価20％上げ決着

　東邦チタニウムはこのほど、北米の主要海外顧客に対する2023年（暦年）のスポンジチタンの販売価格交渉において、22年比約20％値上げ（ドルベース）で決着した。スポンジチタンの需給がひっ迫する中、高騰する鉱石原料や電力料金のコスト転嫁の要請が契約スキーム外で受け入れられた格好。国内展伸材メーカーとは22年度後半の未決着期間分を協議しており、21年度比4割強の値上げを見込んでいる。