2020年5月13日

高炉3社 前3月期 全社が大幅最終赤字

 高炉メーカー3社の2020年3月期連結業績は大幅な最終赤字となった。12日に出そろった各社の当期損失は日本製鉄(国際会計基準)が4315億円、JFEホールディングス(同)1977億円、神戸製鋼所680億円。昨年後半以降の需要減速、中国の鉄鋼増産を背景とした原料高・製品安を受け、多額の減損損失を計上した。21年3月期は新型コロナウイルスの影響による国内外の需要急減など不確定要素が多く3社とも業績予想の公表を見送った。リーマン・ショック時を上回る減産で落ち込む収益を新型コロナ収束後に立て直す改革の実行と効果が焦点となる。







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