2010年12月27日

三洋貿易、携帯型・金属材料判別器で新機種

 三洋貿易(本社=東京都千代田区)は来年初めから、携帯型の金属材料判別器「ミニソート」シリーズの新機種「ミニソートアルマックス」の販売を開始する予定。新機種は、アルミ合金の主要成分の検出下限が0・1%から0・01%に向上するなど判別機能が一段と向上した。

 「ミニソート」は現場で簡単にアルミニウムなど金属成分の測定ができる小型判別機。測定時間がわずか約2秒間で合金名と成分含有量を瞬時に画面に表示する。アルミ合金の判別用を中心にアルミ原料問屋やアルミ二次合金メーカーの間で採用が増加している。

 今回開発した「ミニソートアルマックス」は現在販売中の「ミニソート3」の姉妹機で、アルミ合金の主成分であるシリカ、マグネシウム、銅および亜鉛の検出下限が0・1%から0・01%に向上するとともに、純アルミ合金1050と1100の判別精度が飛躍的に向上した。

 さらに、携帯型蛍光エックス線では困難であるアルミ合金中にマグネシウムを0・04%と0・01%添加された試料の判別を可能にした。









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