2009年2月4日

総合商社5社・金属部門、4社増益も伸び率鈍化

 三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅、伊藤忠商事の総合商社大手5社・金属部門の2008年4―12月期連結業績は、前年同期に特殊要因があった三井物産を除いて増益だが、世界的な景気減速や有価証券減損処理などの影響を受けて苦戦している。

 5社平均では08年9月期までの好調を受けて前年同期比6・3%の増収、23・2%の増益だが、08年9月時点からの純利益の平均伸び率は28・1%に鈍化。三井物産は10―12月期で金属資源セグメントが79億600万円の損失を計上、金属部門合計では9月時点より51億6900万円純利益の総額が減少し、通期の純利益見通しを下方修正した。