2009年3月18日

スラグ利用藻場造成、川崎市が事業推進 JFEなど参画

 川崎市は17日、JFEスチールや大学などが実施する製鋼スラグを使った藻場造成による二酸化炭素(CO2)固定化技術開発事業に地域のNPO法人と協力して取り組むと発表した。会見した阿部孝夫市長は製鋼スラグと浚渫土壌との混合材を使ったCO2固定と海底環境の改善を狙った事業について「鉄鋼産業都市のモデルになり得る」として意義を強調した。

 経済産業省が募集した低炭素社会に向けた技術シーズ発掘・社会システム実証モデル事業に採択された事業。市内の企業、大学、研究機関などが構成する実施主体の「いであ(株)」のほか、JFEスチール、JFEミネラル、東京大学などが参画する。







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